
F1ベルギーGP予選 最高速ランキング:エアロ効率高いルノー勢が上位に
2020年FIA-F1世界選手権第7戦ベルギーGP公式予選におけるドライバー別スピードトラップを集計した。スターティング・グリッド争いではルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算93回目のポールポジションを獲得した。
全長7,004mのスパ・フランコルシャンはF1カレンダーの平均値を2km近く上回る最長のサーキットで、セクター1ではおよそ84%、セクター3では約93%が、常時フルスロットル状態となる。
公式の速度検知ポイントはスピードトラップと第1・第2セクターの終点、フィニッシュラインの全部で4つ。スパのスピードトラップは、オー・ルージュを駆け上がった先にあるターン4の30m奥の地点で計測される。
トップスピードはエンジン出力やスリップストリームの有無の他、計測地点前のコーナーの種類やトラクション性能、ダウンフォースレベルや車体の空気抵抗といった様々な変数が影響する計測データだ。
スピードトラップ
スパの予選スピードトラップで最高速を刻んだのは、6番グリッドのエステバン・オコン(ルノー)で時速313.4kmであった。2位は7番グリッドのカルロス・サインツ(マクラーレン)。4番グリッドのダニエル・リカルドが4番手につけており、ルノーエンジン勢が上位を占めた。
ルノーの車体はエアロ効率が高くドラッグが少ないためトップスピードが伸びやすい。ハイダウンフォース・サーキットでは苦戦を強いられるが、スパのような高速サーキットでは印象的なパフォーマンスを残す傾向がある。次戦モンツァも予選で上位に食い込んでくる事が予想される。
なお最下位はハースのロマン・グロージャンで、ブービーはアルファロメオのキミ・ライコネン。いずれもフェラーリエンジンを搭載しており、本家フェラーリのシャルル・ルクレールも17位と、下位5台は全てがフェラーリエンジン勢であった。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | オコン | ルノー | 313.4 |
2 | サインツ | マクラーレン | 312.7 |
3 | ストロール | レーシングポイント | 312.6 |
4 | リカルド | ルノー | 312.6 |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 312 |
6 | クビアト | アルファタウリ | 311.9 |
7 | ペレス | レーシングポイント | 311.4 |
8 | ノリス | マクラーレン | 310.8 |
9 | アルボン | レッドブル | 309.5 |
10 | ラッセル | ウィリアムズ | 308.9 |
11 | ベッテル | フェラーリ | 308.1 |
12 | ボッタス | メルセデス | 308 |
13 | ハミルトン | メルセデス | 307.7 |
14 | フェルスタッペン | レッドブル | 307.5 |
15 | ラティフィ | ウィリアムズ | 307.4 |
16 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 307.4 |
17 | ルクレール | フェラーリ | 307.3 |
18 | マグヌッセン | ハース | 306.7 |
19 | ライコネン | アルファロメオ | 306.4 |
20 | グロージャン | ハース | 304.3 |
インターミディエイト1
スパの最高速が計測されるのはセクター1の終点、ケメルストレートを抜けた先にあるターン5(レ・コーム)手前145mの地点だ。トップスピードはアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト。時速336.8kmを刻んだ。下位にはメルセデスやレッドブル・ホンダ、マクラーレンといったQ3進出組が並ぶ。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | クビアト | アルファタウリ | 336.8 |
2 | ストロール | レーシングポイント | 336.3 |
3 | オコン | ルノー | 334.1 |
4 | ペレス | レーシングポイント | 334.1 |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 333.8 |
6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 333.2 |
7 | リカルド | ルノー | 333 |
8 | ラッセル | ウィリアムズ | 332 |
9 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 331.8 |
10 | ライコネン | アルファロメオ | 331.4 |
11 | ボッタス | メルセデス | 331.2 |
12 | ベッテル | フェラーリ | 331.1 |
13 | ルクレール | フェラーリ | 330.9 |
14 | アルボン | レッドブル | 330.3 |
15 | マグヌッセン | ハース | 329.9 |
16 | ハミルトン | メルセデス | 328.4 |
17 | グロージャン | ハース | 328 |
18 | サインツ | マクラーレン | 327.5 |
19 | ノリス | マクラーレン | 325.6 |
20 | フェルスタッペン | レッドブル | 325.3 |
インターミディエイト2
セクター1・3と比較すると、中高速コーナーが多いのがセクター2だ。セクター2の終点、ターン15の48m手前の地点での計測スピードでは、グリッド上位に並んだメルセデス及びレッドブル・ホンダ勢が高い速度を記録した。ここは90度の右コーナー、ターン14の通過速度がモノを言う。
上位に並ぶマシンは、ダウンフォースを多めにしてセクター2を重視したセットアップを使っていると考えられる。ダウンフォースが多ければタイヤの摩耗を抑える事が出来るため、この区間で上位に並んでいる面々はレースペースも期待できると言える。
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | ハミルトン | メルセデス | 220.6 |
2 | アルボン | レッドブル | 219.6 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 219.5 |
4 | ノリス | マクラーレン | 218.3 |
5 | サインツ | マクラーレン | 218.2 |
6 | ボッタス | メルセデス | 217.8 |
7 | リカルド | ルノー | 217.8 |
8 | ルクレール | フェラーリ | 217.1 |
9 | クビアト | アルファタウリ | 216.7 |
10 | ガスリー | アルファタウリ | 216.5 |
11 | オコン | ルノー | 216.3 |
12 | ベッテル | フェラーリ | 215.9 |
13 | ラッセル | ウィリアムズ | 214.3 |
14 | ラティフィ | ウィリアムズ | 214.3 |
15 | ストロール | レーシングポイント | 213.5 |
16 | ライコネン | アルファロメオ | 213.1 |
17 | マグヌッセン | ハース | 213 |
18 | グロージャン | ハース | 212.1 |
19 | ペレス | レーシングポイント | 212 |
20 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 211.3 |