スパ・フランコルシャンを走行するマクラーレンMCL34
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マクラーレン、Q3進出に足る速さなく 決勝レースの苦戦を予想

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F1第13戦ベルギーGP公式予選に挑んだマクラーレンは、ランド・ノリスがQ2進出を果たして12番手につけた一方、カルロス・サインツは17番手でQ1ノックアウトを喫した。

やはりマシンの空気抵抗(ドラッグ)が大きいのか、前半戦でコンスタントに速さを示してきたマクラーレンだが、高速のスパでは苦戦。ランド・ノリスは「Q3進出に足る速さはなかった」と認め、アンドレアス・ザイドル代表は「Q3に進めなかった事に驚いてはいない」と語った。

一発の速さだけでなく、ロングランペースも芳しくない。アルファロメオやトロロッソ・ホンダよりは良いペースを刻んでいたが、ルノーやレーシングポイントは遥か先。ザイドル代表は「厳しいレースになる」と予想している。

サインツは週末に先立って、ルノーの最新型エンジン”スペックC”へと換装しているため、日曜のレースで5グリッド降格を受ける事になる。

マクラーレン:F1ベルギーGP予選

カルロス・サインツ予選: 17位, FP3: 14位

ガッカリだよ。フラッグの影響で、今回もまた、僕らの速さを発揮するチャンスを失ってしまった。ポケットの中には間違いなくタイムが残ってたってのにね。一発目は中古タイヤだったんだ。その後、最後のアタックに向けて新品に履き替えてエンジンモードを変更したのに、赤旗が出てしまって走行を諦める事になった。

エンジンペナルティの件も含めてストレスが溜まる一日だったけど、どうすることも出来ない種類の問題だから、気持ちを切り替えて明日のレースに完全に集中するよ。いつもの様に、チェッカーフラッグまで戦い抜くつもりだ。

ランド・ノリス予選: 12位, FP3: 15位

自分のパフォーマンスと、チームとして達成できた事に満足している。マシンの方向性を見定めるのに若干手こずっていたんだけど、FP3から予選に向けて一歩前進できたと思う。予選がどういう展開になるかは見当がつかない状態だったけど、プラクティスと比べると、予選で上手く競争力を発揮できたように思う。

ステップアップ出来たのは間違いないけど、Q3に進める程じゃなかった。自分のラップタイムには満足してるけど、スタートグリッドに関しては、望んでいたほど良いわけじゃない。


ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが第2戦バーレーンGP以来となるフロントロー独占を果たした。

2019年F1第13戦ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間9月1日(日)22時10分から行われ、1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事で勝敗を決する。

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