6番手フェルスタッペン、奮わなかった理由は低出力エンジンモード
F1第13戦ベルギーGP初日プラクティスを終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、エンジンに負荷がかからないように低出力モードでエンジンを走らせていた事を明かした。フェルスタッペンはFP1で3番手タイムを記録するも、FP2ではレーシングポイントのセルジオ・ペレスにさえも遅れ、6番手という結果に終わった。
同じソフトコンパウンドを履いてのショートランでは、トップタイムを刻んだフェラーリのシャルル・ルクレールに対して1.271秒遅れ。ラップタイムが伸びなかったのは、この日搭載していたのが金曜専用エンジンであった事に加えて、出力を抑えて走行していたのが原因であった。フェルスタッペンは、明日以降は速さを増すと予想する。
とは言え、この日タイムシート最上部を独占したフェラーリの一発の速さは驚異的で、メルセデスも全く太刀打ちできなかった。セッションを振り返ったフェルスタッペンは「(明日はレース用エンジンで馬力を上げる事が出来るものの)それでもなお、フェラーリを倒すのは極めて難しいと思う」と語り、スパでの直接のライバルはメルセデスだとの認識を示した。
メルセデス側も同様に、フェラーリの快足に舌を巻いており、予選はレッドブル・ホンダとの戦いになると予想している。
奮わなかった理由は低出力のエンジンモード
マックス・フェルスタッペンFP2: 6位, FP1: 3位
今日はクルマの調子がとても良かった。特にFP2でのマシンバランスには満足しているし、第二セクターでかなり競争力がある事が確認できた。僕の側のガレージでは、エンジンを低出力モードで走らせていたからラップタイムが芳しくなかったけど、明日は通常に戻す予定だ。ここは全長が長いコースだし、金曜日にリスクを冒す意味はないからね。
今回のスパでフェラーリに打ち勝つのは難しいと思う。トラック特性的に僕らよりも彼らのマシンの方が相性が良い事は分かっていたから、特に驚いたわけじゃないけど、そうは言っても彼らのスピードは驚異的なレベルだった。明日はメルセデスをターゲットに、もっと彼らに接近出来るはずだ。まだやらなきゃならない事が若干残っているけど、全体的にはクルマの挙動に満足出来ている。
初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリ。強力なパワーユニットを武器に敵なしの速さを見せた。シャルル・ルクレールがトップタイムを刻み、セバスチャン・ベッテルが2番手に続いた。
2019年F1ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間8月31日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。