
ベアマン、レッドブルF1移籍説に初言及。”メキーズとの縁”から憶測浮上
イギリスの衛星テレビ局『Sky Sports』のF1解説者デイビッド・クロフトが口にした「レッドブルがオリバー・ベアマンを獲得候補として注視している」という見立てを受け、当の本人が2026年F1第10戦ベルギーGPを前に「単なる噂だ」と応じた。
「そういう話を聞くこと自体は本当に光栄なことだよ。レッドブルは、とてつもなく成功してきたチームの一つだからね」とベアマンは語った。
「たとえ単なる噂であっても、どんな形であれ、彼らと結び付けられるのは本当にうれしい。でも言った通り、これはただの噂だし、僕は今、ハースでの活動に全力で取り組んでいる」
移籍説の背景にある「メキーズとの縁」
Courtesy Of Ferrari S.p.A.
スクーデリア・フェラーリのレーシング・ディレクターを務めるローラン・メキース、2023年F1
クロフトの見立ての根拠には、レッドブルのチーム代表ローラン・メキーズが、かつてベアマンをフェラーリ・アカデミーに引き入れた張本人であるという点がある。メキーズは以前、副チーム代表兼レーシング・ディレクターとしてマラネッロのチームに在籍していた。
フェラーリのレースシートがルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールによって中期的に占められている状況を踏まえ、クロフトはその縁がレッドブル行きを後押しし得ると指摘した。
もっともこの憶測は、マックス・フェルスタッペンの去就をめぐる憶測から派生したものだ。フェルスタッペンが仮に今季末限りでレッドブルを去れば、そのシートが空く。
しかしながら、フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・ファルムーレンはベルギーGPに先立ち、フェルスタッペン本人の意向と解除条項の行使に関して言及し、今季末限りでの離脱に対して消極的な姿勢を示唆している。
フェラーリへの恩義、未確定の2027年
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ガレージに入るオリバー・ベアマン(フェラーリ)、2024年3月8日F1サウジアラビアGP FP3
なお、ベアマン本人は恩義あるスクーデリア・フェラーリ本隊で次のキャリアを歩みたいと考えている。
「フェラーリは、F3時代の初期から僕を信頼し続けてくれた。そして2024年には、あのマシンに乗せてくれた。僕が今ここにいられるのは、まさにフェラーリのおかげなんだ」とベアマンは語った。
ベアマンは2022年にフェラーリのアカデミーに加わると、虫垂炎に見舞われたカルロス・サインツの代役として、2024年のサウジアラビアGPでスクーデリアからF1デビューを果たし、昨年、ハースのフルタイムシートを獲得した。
一方でベアマンは、「すべてを自分で決められるわけではない」とも語り、自らに最終的な決定権があるわけではないとも強調した。
現時点で2027年のシートは未確定であるものの、ベアマンは2027年もハースに残留し、3シーズン目を迎えると見られている。
対照的に、チームメイトのエステバン・オコンの来季は不透明であり、その後任として角田裕毅やラファエル・カマラを含めた幾つかの名前が取り沙汰されているが、確定的な情報はまだ何もない。