セルジオ・ペレス、”異なる戦略”で目指す打倒フェラーリとメルセデス…5番手懸念なしとホーナー
1日(土)に行われたF1第1戦バーレーンGP予選でセルジオ・ペレスは、ポールを獲得したレッドブルのチームメイト、マックス・フェルスタッペンに対して0.358秒の遅れを取り、フェラーリの2台とジョージ・ラッセル(メルセデス)にも前を許した。
クルマを降りたペレスは「チームにとってポジティブな1日」と認める一方、「僕の方はターン1が良くなく、それによって2つか3つ、ポジションを失ってしまった。見ての通り、本当に接戦だったからね」と振り返った。
「トリッキーだった。これほどクルマを軽くして走るのは今回が初めてだったから、予選を通して学び続けた」
Q3進出が危ぶまれると考えたレッドブルは、Q2で2セットをペレスに投じたが、途中でラップを中断したためにQ3に向けて新品ソフトを1つ失う事になった。この点に触れてペレスは「だから(Q3での)チャンスは1回だけだった」と語った。
開幕表彰台の栄誉を掴むためには、少なくとも2列目に並ぶラッセルとカルロス・サインツを追い抜く必要がある。ペレスは両名とは”異なる戦略”を採ってポジションを上げてポディウムに上がるのが目標だと語る。
「幾つかやるべきことがあるけど、重要なのは明日のレースだ。グリッドの右側を確保したから、力強いスタートを切れるはずだ」とペレス。
「それに多くのチームがハードタイヤを温存した一方、僕らはソフトを取っておく事にした。つまり僕らは異なる戦略を採る事になる」
「明日の目標はポジションを上げていって表彰台に上がる事だ。かなりの混戦状況だし、明日は良いバトルになると思う」
5番手からスタートするペレスについてチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「心配してはいない。ここでのレースは長いし、彼は表彰台を戦える場所にいると思う」と語った。
レッドブル勢はソフト、ハード、ソフトと繋ぐ2ストッパーが予想される。
2024年F1バーレーンGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間3月2日(日)24時にフォーメーションラップが開始され、1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)を57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。