2番手マックス・フェルスタッペン、有益な1日「メルセデスの速さは驚くべき事に非ず」
11月27日のF1第15戦バーレーンGP初日プラクティスを2番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「メルセデス勢が速かったけど、それは何も驚くような事じゃない」と語り、全体としては実りある1日になったとの考えを示した。
ピレリは今回、中間レンジのC2からC4までの3種類のコンパウンドに加えて、2021年仕様のC3コンパウンドを2セットずつ各車に供給。チームはFP1とFP2を使ってこれをテストした。
オープニング・セッションを6番手で終えたフェルスタッペンは、日没後の現地18時より行われた予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2で1分29秒318の好タイムを刻むも、トップに立ったメルセデスのルイス・ハミルトンには0.347秒及ばず2番手に終わった。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ハミルトン | メルセデス | 1:28.971 | 28 | |
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:29.318 | +0.347 | 34 |
3 | ボッタス | メルセデス | 1:29.336 | +0.365 | 30 |
メルセデスの速さは驚くべき事に非ず
マックス・フェルスタッペンFP2: 2位, FP1: 6位
クルマに関するテストを幾つか行っていたからFP1は思うように周回数を伸ばす事が出来なかったけど、2回目のフリー走行は幾分走り込む事が出来た。そもそも完璧なマシンバランスなんてものはないし、まだまだ理解すべき事が山積みだけど、全体としてはポジティブな金曜日になったと思う。
今回もメルセデス勢が速いけど驚くことでもないし、ここはタイヤに厳しいコースだから、その点を踏まえて決勝レースで最大のパフォーマンスを発揮できるようなクルマづくりに集中して取り組むだけだ。
今日は2回のセッションで2021年用のタイヤを試した。どういうコンパウンドで走っていたのかは知らされていないから分からないけど、グリップとバランスという点では全体的に混沌とした感じだった。でも、それはピレリが調査して検討していく事だし、それがテストの意義ってものさ。
初日をトップで締め括ったのは前戦トルコGPで7度目のタイトルを決めたばかりのルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.347秒差で退けた。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。
F1バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間11月28日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。