角田裕毅、失意の13位…”楽に6位入賞できたはず”のレースで翼が破損。謝罪するアルファタウリ
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F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝レースに挑んだアルファタウリの角田裕毅は、DRSとリアウィングのフラップ周りの破損に見舞われた事で、”楽に6位入賞できたはず”のレースを13位で終える事となった。
8番グリッドからスタートした角田裕毅は一時、5番手を走行するなど、上位フィニッシュに向け順調にレースを進めていたものの、DRSのアクチュエーターが取れるアクシデントを経て、6番手を走行していた37周目にリアウイングのフラップが破損するトラブルに見舞われた。
危険性があると判断したレースコントロールは珍しくもオレンジボール・フラッグを出した。チームは39周目にピットインを指示。破損箇所をテープで仮補修し、ソフトを履かせて13番手でコースに送り出したが、巻き返しは叶わず、そのポジションのままにフィニッシュした。
この日の角田裕毅について車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「DRSの機構とフラップ周りへのメカニカルなダメージのせいで6位フィニッシュの可能性を失ってしまったユーキの事を思うと本当に残念でならない」と嘆いた。
そして「修復のためにマシンを止めなければならず、多くのポジションを失ってしまった。彼に謝りたい。週末を通して好結果に相応しい見事な仕事をしてくれていた」と謝罪の言葉を口にした。
楽に6位入賞できたはず
角田裕毅
決勝: 13位, グリッド: 8番手
本当にガッカリです。信頼性の問題が出るまでレースは本当に順調でした。タイヤもコントロールできていてペースも良かったので、今日は楽に6位でフィニッシュできたはずです。
トラブルに関してはパフォーマンスに大きな影響はなく、僕自身としては十分に認識していなかったので、ピットインの指示があった時は少し驚きました。
今週末はチームが素晴らしい仕事をしてくれて、どのセッションも好調だっただけに、ノーポイントで終わってしまい本当に残念です。
6月12日(日)にバクー市街地コースで行われた2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季5勝目を飾った。2位にセルジオ・ペレスが続き、レッドブルが1-2を達成。3位表彰台にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が滑り込んだ。
ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは6月18日のフリー走行1で幕を開ける。