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トップを走行するマシンが次々と脱落する波乱のレースとなった2017年のF1アゼルバイジャンGP。最後までリタイアせずフィニッシュラインを越えたフェルナンド・アロンソは、今季初となる選手権ポイントをマクラーレン・ホンダにもたらした。
合計40グリッドもの降格ペナルティーを科せられたアロンソは、決勝を19番手でスタート。バクー市街地コースは、エンジンパワーに劣るマクラーレン・ホンダにとっては不得手なサーキットであっただけに、アロンソはまさかのポイント獲得に驚きを隠さない。
その一方で、アロンソは一時、優勝したダニエル・リカルドの後ろを走行しており、表彰台獲得はもちろん、優勝すら可能であったと考えており、マクラーレン・ホンダの”遅さ”に苛立つ様子もみせた。
アロンソ:F1アゼルバイジャンGP決勝を終えて
フェルナンド・アロンソ決勝: 9位, 予選: 16位(グリッド: 19位)
ペナルティーで19番手からスタートしなきゃならなかったのに、初めてのチャンピオンシップポイントが獲れたっていうのがまだ信じられないよ。全くの驚きさ。バクー市街地コースは僕らに向かないサーキットの一つだったしね。決勝では色んなことが起きて、たくさんのマシンがリタイアしたね。あちこちで皆マシンをこすってたから、僕はウォールに近寄らないように気をつけてたよ。
(結果としては9位だけど) そうは言っても、今日は表彰台争いが出来たと思うんだよね。優勝だってできたかもしれない。1回目のセーフティーカーが入った時に僕らはダニエル・リカルドの後ろにいたんだから。ルイスはヘッドレストの問題で強制的にピットイン、セバスチャンはペナルティー、キミはリタイア、2台のフォース・インディアは同士討ち、だから僕らは自動的に良い順位になったんだよ。
僕らはレースで十分な速さがなかったから、順位を維持できなくて更なるチャンスを逃したんだ。とは言え、今日は今シーズン初めての2ポイントを獲得したわけだし、有難く頂戴しておくよ。
速さがないと不満を露わにするアロンソにとって、どの程度のアドバンテージをもたらすかは不透明だが、ホンダF1は次戦オーストリアGPでスペック3の新型エンジンの導入を予定しており、レーシングディレクターのエリック・ブーリエも期待を示している。
2017年第8戦F1アゼルバイジャンGP決勝の詳細については、決勝結果とダイジェストを参照されたい。