セッションに向かうスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅、2022年6月10日F1アゼルバイジャンGPフリー走行
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅「かなり満足」バクーでのAT03に手応え…決勝に向け”予想外”の収穫

  • Published:

アルファタウリの角田裕毅はF1第8戦アゼルバイジャンGP初日プラクティスを8番手で締め括った。FP1でも7番手を刻んでおり、2回のセッションでトップ8をキープ。昨年7位入賞を果たしたバクー市街地コースで上々の滑り出しを見せた。

チームは初日に2つのセットアップを評価・テストした。チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズによると「各オプションには長所と短所がある」ため、2日目に向けてどちらを選択するかは悩ましいところだが「日曜にはポイントを狙えると思う」と非常に前向きだ。

角田裕毅の22号車をガレージに入れるアルファタウリのピットクルー、2022年6月10日F1アゼルバイジャンGPフリー走行にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅の22号車をガレージに入れるアルファタウリのピットクルー、2022年6月10日F1アゼルバイジャンGPフリー走行にて

「かなり満足」バクーでのAT03に手応え

角田裕毅
FP2: 8位 / FP1: 7位

今日は1日を通してスムーズに走れたと思います。予定していたプログラムも消化できましたし、クルマのパフォーマンスにもかなり満足しています。

2回のセッションを通して重要なデータをたくさん収集できましたので、今夜は明日に向けてエンジニアと一緒に分析していくつもりです。

コンスタントにトップ10に入れていますし、中団の中でかなり良さそうに見えるので、明日もこの調子でいければと思っています。

データ取りという点でも、他のマシン、特に直近のライバルのマシンの後方を走る練習ができた事は良かったです。予想外にも、リアエンドに幾つか制約がある事が分かりました。

ですのでFP2はレースに向けた準備という点でも実りあるものになりました。レースと予選が楽しみです。


アゼルバイジャンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.248秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。

2022年F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は日本時間6月11日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。

F1アゼルバイジャンGP特集