FP2の順位は当てにならない、と最速シャルル・ルクレール
F1第8戦アゼルバイジャンGPの初日セッションで総合最速タイムを記録したスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、FP2のタイムシートは当てにならないと指摘。改善の余地は大幅にあると説明した。
FP1ではセルジオ・ペレス(レッドブル)にトップの座を許したものの、ドライバーズ選手権でランキング2位につけるルクレールは現地18時からの2回目のセッションで1分43秒224の最速を刻んだ。
「初日は堅実な1日になった。FP1からFP2に向けて一歩前進できたし、チームとしても上手くやれたと思う」とルクレール。
「2回目のセッションで真っ当にラップをまとめたドライバーは誰もいなかった。ラップタイムは当てにならない。まだかなり、改善の余地がある」
「レースペースはかなり良さそうだし、クルマのフィーリングも良かった。タイヤに関してはロングランでも快調でグレイニングも出なかった。前向きだよ」
なおFP2の終盤にはパワーロスを訴え、チームに助けを求める場面があったが、単なる設定変更によるものだった。
「実はパワーユニットの問題じゃなかったんだ。単に、僕が変更したのを忘れていて、それでパワーが落ちてしまっただけだった」
僚友カルロス・サインツはFP2で5番手に甘んじたが、これはソフトタイヤでのクイックラップの際にトラフィックと黄旗に阻まれた事が原因で、先にミディアムタイヤで記録していたタイムを更新できなかったためだ。
「FP1では結構な量の課題を抱える事になった。ボトミングとバウンシングに苦戦しすぎて、気分の悪いセッションになってしまった。ただFP2に向けて作業に取り組み、競争力と感触の両方を改善させる事ができた」
「黄旗の影響でソフトタイヤでのフライングラップを走りきれなかったけど、2回目のセッションは概ねスムーズだった」
「明日に向けて更に一歩前進して、クリーンに予選が戦える事を期待してる」
アゼルバイジャンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)を0.248秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。
2022年F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は日本時間6月11日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。