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ドライバーズランキング首位を走るセバスチャン・ベッテルが、8回ものコースオフをした事を除けば、スクーデリア・フェラーリは大きな問題のない金曜初日を過ごしたと言えるだろう。
23日(金)に行われたF1アゼルバイジャンGPの初日フリー走行、メルセデスとフェラーリがラップタイムに苦労する中、意外にも(?)レッドブル勢がショートランでの強さを見せつけた。ベッテルもチームメイトのキミ・ライコネンも、タイヤの熱入れに苦労していたが、ロングランではレッドブルやメルセデスと同等レベルの走りを披露した。
ピレリのマリオ・イゾラによれば、バクーで強さを発揮するにはフロントタイヤとリアタイヤの温度バランスを適切に確保する事が必要だと言う。ライコネンは、フロントタイヤのグリップが低いとパフォーマンスを発揮しにくいドライバーであり、この日もフロントタイヤの熱入れに手こずっていた。
フェラーリのレースドライバーを務めるベッテルとライコネンの2人が、金曜初日のセッションを振り返ってコメントを発表した。
フェラーリ:グランプリ初日を終えて
セバスチャン・ベッテルFP1: 3位, FP2: 5位
午後のセッションで色々試してみたんだけど、ここは簡単なコースじゃないからリズムを見つけるのが難しいね。コース外のエスケープゾーンに逃げたのが僕だけじゃないって信じたいよ。でもまぁ今日は今日、明日は明日だからね。僕らは接近していると思うけど、レッドブルはかなり速いね。1周だけじゃなくて、両方のセッションを通して彼らは速かったよ。でも、僕は全体的にはかなり満足してるんだ。ここのストレートはかなり長いから、十分な速さがないとダメなんだよね。明日も幾つか試してみたい事があるんだ。
キミ・ライコネンFP1: 9位, FP2: 4位
今日一番難しかったのは、タイヤを作動させるために十分温めることだったんだ。タイヤを100%機能させられないと、ここではかなり難しいんだ。マシンのフィーリングは良いけど、これを上手くやる必要があるよ。もし上手くマネージ出来れば、あらゆる物事がかなり楽になるはずだよ。
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