プラクティスデビューを終えてインタビューに応じる岩佐歩夢(RBフォーミュラ1)、2024年4月5日F1日本GP FP1
Courtesy Of Red Bull Content Pool

岩佐歩夢、RBから再びF1出走へ…最終アブダビGPのFP1で平川亮と世界へアピール

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12月6日(金)日本時間18時30分よりヤス・マリーナ・サーキットで開催される2024年F1最終第24戦アブダビGPのフリー走行1回目(FP1)に、ホンダとレッドブル育成ドライバーである岩佐歩夢がRBから参加することが発表された。

大阪府出身の23歳、岩佐歩夢は、アブダビで行われた昨年のポストシーズンテストでF1公式セッション初走行を果たした。今年4月の日本GPのFP1では角田裕毅と共に鈴鹿を走行しており、アブダビのFP1ではリアム・ローソンと共にVCARB 01のステアリングを握ることになる。

チーム代表を務めるローラン・メキーズは「今年の鈴鹿に続き、ホンダとレッドブルのジュニアドライバーであるアユムに機会を与えるつもりだ。ヤス・マリーナでのFP1で、同胞のユーキに代わって走ることになっている」と説明した。

岩佐歩夢はSNSを通して「日本GPに引き続き、今週末のアブダビGP FP1にてVCARB 01で走ることをとても楽しみにしています!」とファンに報告した。

既に発表されている通り、アブダビGPのFP1では平川亮がマクラーレンから参加する予定であり、2人の日本人ドライバーはF1公式セッションでその腕前と将来性を世界にアピールすることになる。

岩佐歩夢は、2019年にホンダのスカラシップを獲得し、2020年にフランスF4選手権でシリーズ制覇を果たすと、2021年にはFIA-F3選手権に参戦。ランキング12位とルーキー最上位の成績を収めた。

翌2022年には、F1直下のカテゴリーであるFIA-F2選手権にステップアップし、2年目の2023年にはランキング4位を獲得した。また、昨年は日本のスーパーフォーミュラに参戦し、ランキング5位という堅実な結果を残した。

今年はスーパーフォーミュラ参戦と並行し、英国ミルトンキーンズにあるレッドブルのF1ファクトリーでシミュレーター作業に取り組み、チームのセットアップを支える重要な役割を果たしている。

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