アルバート・パーク・サーキットを走るフォース・インディアVJM11

大変貌を遂げたフォース・インディア「フロントウイング以外はほぼ新車」F1オーストラリアGP 初日 2018

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多くのチームが開幕オーストラリアGPに性能向上のためのアップグレードを持ち込む中、中堅の雄フォース・インディアのマシンは、ほとんど新車とも言えるほどに大きな変貌を遂げた。

テクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは、フロントウイング以外の全てのパーツは、バルセロナテストとは異なるアップデート版である事を明らかにした。あまりの新パーツの多さにレースドライバーのセルジオ・ペレスは、学ばなければならない物事が多すぎると述べ、初日フリー走行を振り返った。

グリーンによれば、新型フロントウイングは4月6日から始まる次戦バーレーンGPで持ち込まれるという。’18年の「VJM11」の真の実力を計るには、第二戦まで待つ必要がありそうだ。

金曜初日のセッションではセルジオ・ペレスが11番手、エステバン・オコンが15番手と目立ったリザルトは残していないが、エステバン・オコンは「パフォーマンス面で一歩前進」と語り、テストと比べて性能が向上しているとの認識を示した。初日のタイムは仮の姿…プログラムの大部分は、”新車”の理解のために組まれたものであった。

ハース、ルノー、マクラーレン、トロ・ロッソを含む中団勢の争いは熾烈を極めており、たった一つのミスがスターティンググリッドを大きく左右しかねない。既にベテランの域に達しつつあるペレスは「予選は完璧に仕上げる必要がある」と気を引き締めている。


3回目のフリー走行は日本時間3月24日(土)12時から、予選は同15時からアルバート・パーク・サーキットで行われる。

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