デ・フリース、またもトラブルで走行ロス…アプグレは「未知の部分が幾つかある」
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前戦サウジアラビアGPに続きニック・デ・フリース(アルファタウリ)は、またもメカニカルトラブルに見舞われ走行時間を失った。ピットウォールにはセッションの成り行きを見守るデ・フリースの姿があった。
旧スペックのAT04で走行し、1分19秒933の14番手で終えたF1オーストラリアGPのFP1を経てデ・フリースは、ダンプコンディションのFP2を走行わずか8周で終えた。唯一の一桁台だった。
チーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「些細なメカニカルトラブルが見つかったため、ニックと共にガレージに留まる事になった」と説明した。詳細は不明だ。
FP1を経てチームはデ・フリースの21号車に新しいアップグレードを搭載。合わせてクルマに幾つかの変更を施したもの、走行が限られたために十分なデータを得る事はできなかった。
フロア及びディフューザー周りに投じられた新しい開発物についてデ・フリースは「未知の部分が幾つかある」として、現時点で評価する事はできず、2日目に向けて予定されている分析結果を待つ必要があると指摘した。
また「FP1は順調だった」とする一方、FP2に関してはGPSの障害によってトラフィックが発生した結果、タイヤのウォームアップが難しかったとして、1日(土)に行われるFP3を使ってまとめ上げていく作業が必要だと強調した。
F1オーストラリアGPの初日は2度の赤旗と雨の影響により、チーム・ドライバー双方にとって消化不良の1日となった。FP1ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、FP2ではフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がトップタイムを刻んだ。
3回目のフリー走行は日本時間4月1日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。