アルピーヌ、中団唯一のW入賞で反撃へ。ガスリー“異変”で「5位を逃した」コラピントは移籍後初ポイント/F1中国GP決勝

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アルピーヌF1チームは2026年F1第2戦中国GPで、中団勢として唯一、2台揃ってのダブル入賞を果たし、計9ポイントを獲得した。ピエール・ガスリーが6位、フランコ・コラピントが移籍後初となる10位に食い込み、開幕での苦戦を払拭する力強いパフォーマンスを見せた。

ガスリー、リスタート異変からの猛追6位

予選7番手からスタートしたガスリーは、鋭い蹴り出しで一時5番手まで浮上。序盤のスティントではトップ集団を視界に捉え続ける速さを見せた。

11周目にセーフティーカー(SC)が導入され、フィールド全体のギャップがリセットされる中、ガスリーはピットストップを選択した。だがリスタート直後に思わぬ障害に直面する。

「リスタートの時、どういうわけかパワーやブーストが得られず、オリバー(ベアマン)に抜かれてしまった。さらにマックス(フェルスタッペン)や周囲のクルマとのバトルの中でオリーとの差が開いてしまい、その後はかなりのタイム差を縮めていかなきゃならなかった」

それでもガスリーの走りは印象的だった。

「毎周、予選アタックのようにプッシュしたよ」

猛烈な勢いでベアマンを追い詰めたものの、最終的には0.3秒届かず6位でフィニッシュ。ガスリーは「競争心の強い僕としては、取れたはずの5位を逃したことに少し悔しさもある」と語る。

その一方で「今日もクルマはかなりシックリきていたし、ペースもあった」とも話し、マシン性能の改善に対する手応えを口にした。

コラピント、接触ダメージも移籍後初ポイント

一方、ハードタイヤでスタートしたコラピントは、ガスリーとは対照的にSC導入時にステイアウトを選択。一時はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に次ぐ2番手を走行し、フレッシュなタイヤを履く後続を相手に粘り強い守りを見せた。

ピットアウト直後には、エステバン・オコン(ハース)と接触。フロアにダメージを負う不運に見舞われたが、それでもペースは大きく落ちなかった。

「エステバンはレース後に謝りに来てくれた。気にしていない。ダメージで少しダウンフォースを失ったおかげで、終盤はカルロス(サインツ)を追えるだけの十分なペースがなかった」

コラピントは最終的に10位でフィニッシュ。移籍後初のポイントを持ち帰ったが、10位という結果に完全には満足していない様子だった。

「アルピーヌで初めてポイントを獲得できて嬉しい。ただ、もっと上を狙えたはずだと思うと悔しさもある」

A526の競争力を評価、開発競争へ意欲

チームのエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、2人のドライバーの仕事ぶりを高く評価。そのうえで、A526には「定期的にポイント争いへ加われるだけの競争力」が備わっているとの見方を示した。

だが、現状に満足しているわけではない。ブリアトーレは、さらなるパフォーマンス向上に向けて開発を続けていく姿勢を強調した。

「今シーズンはマシンの開発競争が物を言うことになる。ここで努力を止めるつもりはない。日本GPやその後のレースに向けて、正しい方向に進み続けるために前進し続ける」

さらに、このレースで優勝した同郷のアントネッリにも言及。かつて自身が率いたルノー時代の記憶を重ねながら、新世代ドライバーの活躍を称えた。

「キミのF1初優勝にも祝福を送りたい。イタリア人として、そして同じ国の仲間として。イタリア人ドライバーの勝利は、2006年に我々とともに勝ったフィジケラ以来だ」

開発競争が激しさを増す中、アルピーヌが見せた上昇気流は鈴鹿の高速セクションでも通用するのか、注目が集まる。

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