アルピーヌF1、2023年新車「A523」発表…開幕3戦でピンク仕様再び
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BWTアルピーヌF1チームは2月16日(木)、英国ロンドンのプリントワークスで2023年シーズンのFIA-F1世界選手権に投入する新車「A523」をワールドプレミアした。開幕3戦ではピンクバージョンの限定カラーリングが採用される。
緑味強いブルーにBWTのピンクというカラースキームに変わりはないが、フロントウイングとノーズのレイアウト、ラジエーター吸気口の形状など、先代「A522」を継承しつつも空力的な改善が施されている。
中でも目につくのは、冷却アウトレットへと連なるボディーワークだ。ツチノコのように中央部が膨らむ形状が異様な存在感を放つ。
2016年のワークス復帰以来、英国エンストンに本拠を構えるアルピーヌ(ルノー)は2019年から2021年にかけて停滞期を過ごしながらも、着実に序列を上げてきた。
ポーパシング低減のためフロア周りに調整が加えられたものの、基本的にレギュレーションは持ち越しであり、昨年かろうじて4位を掴んだ「A522」の後継機がタイトル争いに絡む姿をイメージすることは難しい。
アルピーヌは今年、エステバン・オコンにピエール・ガスリーを加えたオール・フランス、オール・ノルマンディーという歴史的ドライバーラインナップでトップ3への接近を試みる。リザーブはジャック・ドゥーハンが務める。