アルピーヌは英国ロンドンで開催された2023年型F1マシン「A523」の発表会で、サッカーの元フランス代表、ジネディーヌ・ジダンをブランド・アンバサダーに任命した事を明らかにした。

引退後、指導者としてサッカー界で活躍し続ける50歳の元司令塔はまた、モータースポーツ及び自動車産業における機会均等を推進するプログラム「RAC(H)ER」ならびに、若手技術者の発掘と支援を目指す「コンクール・イクセレンス・メカニック」のスポンサーを務める。

ジダンについてローラン・ロッシCEOは「偉大なチャンピオンであり、スポーツ界の伝説というだけでなく、自身の世界的な知名度を活かして若者にインスピレーションを与えると共に、機会均等に向けた変化を推進することを決意した献身的な人物でもある」と語った。

今回の契約についてジダンは「私はフランス人として、またF1ファンとして、アルピーヌに特別な思い入れを持っている。アルピーヌが掲げるビジョンとアプローチ、特に機会均等プログラムを推進していくという姿勢に好感を持った」と語った。

「子供たちに対し、どこの出身であろうが、どんな人生を選ぼうがチャンピオンになれるし、常に自分の夢を信じることが大切だと伝える事が重要だと私は思っている」

「アルピーヌのこのプロジェクトは、それを可能にするためのものだ。変化には時間がかかる。だが私が加わる事で物事を加速させる事ができれば本当に嬉しい」