アルファタウリ・ホンダの2021年型F1マシンAT02のコックピット周り
Courtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリ、2022年型F1マシン「AT03」開発順調か…クラッシュテスト合格

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ホンダ製F1パワーユニット技術を採用するスクーデリア・アルファタウリは1月12日、来月のプレシーズンテストに向けて2022年の新車「AT03」がFIAクラッシュテストに合格した事を明らかにした。

公式セッションの走行要件である本検査に合格したF1チームとしては、ミック・シューマッハとニキータ・マゼピン要するハースに続く2チーム目となる。チームは「やるべき仕事が山積」としているが、少なからず開発は順調のようだ。

ファエンツァのチームはまた、トロ・ロッソからの改称後のシングルシーターとして3代目となる2022年型の新車を「AT03」と命名した事を公表した。

日本のエンジンメーカーのパワーユニットに切り替えて以降、チームは各シーズンで際立ったパフォーマンスを発揮してきた。

ピエール・ガスリーは2020年にモンツァで開催されたイタリアGPで優勝を果たし、2021年にはアゼルバイジャンGPで再び表彰台を獲得。次世代車両が導入され、チーム間序列が白紙となる2022年シーズンに向けて、更なる競争力向上に期待を膨らませている。

チームメイトの角田裕毅の活躍も目が離せない。F1での1年に渡る経験を経て、何処までガスリーに匹敵できる速さを見せられるか、あるいは凌駕できるか…規約変更はチームのみならずドライバーにとっても大きなチャンスとなる。

なおAT03のローンチ日程は現時点で未定だが、マシンには本拠イタリア国旗を彩る白・赤・緑のトリコロールカラーが配される可能性がある。