アルファタウリF1、角田裕毅の愛機 新車「AT04」リバリー公開!赤色のアクセントが光る
スクーデリア・アルファタウリは日本時間2月12日(日)、2023年シーズンのFIA-F1世界選手権に投入する新車「AT04」のリバリーをワールドプレミアした。ポーランドの石油大手PKNオーレンとのプリンシパル・パートナー契約を経て、濃紺と白の組み合わせに赤が加えられた。
兄貴分のレッドブル・レーシングと同じく発表イベントは米国ニューヨークで行われた。新車のカラーリングと合わせて、レッドブル傘下のファッションブランド「アルファタウリ」の2023年秋冬コレクションがお披露目された。
角田裕毅とニック・デ・フリースが駆る2023年の愛機はヘイローやリアウイング、ホイールカバーの一部に赤色のアクセントが配されており、見る者に新鮮な印象を与える。イタリアのトリコロールカラーも健在だ。
軽量化とダウンフォース増強
同じホンダ製F1パワーユニットを搭載するレッドブルが支配的な強さで選手権を制覇した一方、昨年のアルファタウリはコンストラクターズ選手権9位と低迷した。
レッドブルから得られるコンポーネントを規制上限までフルに使い、昨季の王者マシン「RB18」のコンセプトを追求していけば、アルファタウリは間違いなく「AT04」のマシン開発を有利にスタートさせることができるが、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンによれば、レッドブルとのシナジー効果は今年も限定的だ。
エギントン率いるテクニカルチームはAT04の開発に向け、昨年7月より風洞実験を開始。ポーパシング低減を目的とするフロア変更を含む2023年の技術規定に取り組んできた。
エギントンによればAT04の開発の柱は先代の弱点の克服にあった。AT03はライバルと比較してダウンフォースが足らず、また車体重量も重かった。つまりはダウンフォースの増強と軽量化がAT04の目玉と言える。
角田裕毅日本語インタビュー
チームはまだ、実際のコースでマシンを走らせていないが、角田裕毅によればシミュレーター作業を通してのフィーリングは良好との事で、赤色が加わった”アグレッシブ”なリバリーに関しても「過去3年の中で一番かっこいい」と好感触だ。