エイドリアン・ニューウェイ著【HOW TO BUILD A CAR】発売「僅かでもF1に興味があるなら必読だ」
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その卓越した発想と飽くなき探究心から数々の成功を収め、モータースポーツ界で最も著名なデザイナーとして知られるエイドリアン・ニューウェイによる初の著書「HOW TO BUILD A CAR」(原題:How to Build a Car: The Autobiography of the World’s Greatest Formula 1 Designer)の日本語版が4月28日(火)に三栄から出版された。
空力の鬼才とも称される英国出身の天才的デザイナーがこれまでに手掛けたマシンは優勝150回を超えており、10度ものコンストラクタータイトルをチームにもたらしてきた。これは史上最多記録である。ニューウェイはウィリアムズとマクラーレンで選手権を制覇した後、2007年にレッドブル・レーシングへと移籍。2010年から2013年までの4年連続でF1ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得した。
そんな伝説的なF1エンジニアが初めて筆を執ったのが「HOW TO BUILD A CAR」だ。ニューウェイ自身が35年に渡るF1での比類なきキャリアを振り、これまでにデザインしたマシン、共に仕事をしたドライバー達、そして実際のレースを通して、仕事のあり方やF1の真の姿を描き出す。
原著が2017年に英語で出版された時、イギリスの自動車雑誌Octanehは「物事の仕組みを知るのが好きな人、車好きな人、スポーツ内政治に興味がある人、そしてF1に対してほんの僅かにでも興味がある人は、絶対にこの本を読むべきだ」と評した。この本は自伝としても教科書としても一級品だ。
- カート少年がデザイナーになるまで
- アイデアに悩んだ「クリエイターズ・ブロック」期
- アメリカでインディ500を制覇
- ターボ全盛期に一矢報いた空力マシン
- アクティブ・サスペンションの成功
- アイルトン・セナとの出会いと別れ
- プレッシャーに対処する方法
- 新チーム、レッドブルでの挑戦
- 私生活と仕事の調子は連動する?
- フェラーリの誘いを断り続ける理由
定価5280円(本体価格4800円)と専門書価格だが、原著の方はAmazon Kindle版が出版されており、こちらであれば1500円で購入できる。
- 単行本
- 656ページ
- 出版社
- 三栄書房 (2020/4/28)
- 言語
- 日本語
- ISBN-10
- 4779641608
- ISBN-13
- 978-4779641602
- 発売日
- 2020/4/28