
ダニール・クビアト、”人生最高の走り”で見事7番手「自分好みのマシンさえあれば僕は速く走れる!」
12日(土)のF1アブダビGP公式予選を7番手で終えたアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、Q3最後のアタックは「人生最高の予選ラップ」であったとして、自分好みのマシンさえあれば自身は他に負けない速さを持つドライバーだと主張した。
シーズンを通してチームメイトのピエール・ガスリーに先行を許してきたクビアトだが、終盤に差し掛かったあたりからパフォーマンスレベルを1段引き上げ、特にバーレーン以降の中東3連戦ではガスリーを下回る方が珍しい位であった。
現時点ではまだ正式発表はないものの、アルファタウリ・ホンダは来季のガスリーのチームメイトとして角田裕毅を起用するものと見られており、クビアトにとっては今週末がF1での最後のウィークエンドとなる可能性がある。
そんな状況の中クビアトは、3回全てのプラクティスでガスリーを上回り、予選ではランス・ストロール(レーシングポイント)を8番手に、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を9番手に従える堂々の7番手タイムを記録。ガスリーに0.279秒差を付けて見せた。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周 |
---|---|---|---|---|---|---|
7 | クビアト | アルファタウリ | 1:36.459 | 1:36.214 | 1:35.963 | 20 |
8 | ストロール | レーシングポイント | 1:36.502 | 1:36.143 | 1:36.046 | 15 |
9 | ルクレール | フェラーリ | 1:35.881 | 1:35.932 | 1:36.065 | 20 |
10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:36.545 | 1:36.282 | 1:36.242 | 20 |
自分好みのマシンさえあれば僕は速い
ダニール・クビアト予選: 7位, FP3: 11位
あれは多分、僕の人生で最高の予選ラップだったと思う。本当に満足だ。アブダビは多くのコーナーがある1周が長いコースだから、上手くまとめ上げる事が出来て最高の気分だ。
自分達に競争力があることは分かっていたけど、この週末はタイヤに対する理解という点で頭を悩ませていた。予選に向けてのここぞというタイミングで全てを理解する事が出来たという点で、僕らは素晴らしい仕事が出来たと思う。あと1時間位はこの余韻を楽しみたいね。
7番手スタートという良い土台が築くことが出来たから、レースでは今日の結果を生かすことができればって思ってる。
自分の好みのマシンを手に入れる事ができれば、僕は速く走れるんだ。僕が成し遂げたリザルトを皆に見てもらえる事を願うよ。今のマシンは僕好みのフィーリングに仕上がっているから、この調子で今シーズンを最高の形で締め括りたい。
今季最後のグリッド争いでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがキャリア3度目のポールポジションを獲得。1.6リッターV6ハイブリッド時代としては初めて、メルセデス以外がアブダビで予選最速を刻んだ。
2020年シーズンのF1のフィナーレを告げる第17戦アブダビ・グランプリ決勝レースは、日本時間12月13日(日)22時10分にスタート。1周5,554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を決する。