2024年F1アブダビGP《決勝》ハイライト動画:数々のアクションの末にマクラーレン渇望のタイトルで幕を閉じた最終戦
2024年F1シーズンの最終戦となった第24戦アブダビGPは、ランド・ノリス(マクラーレン)がポール・トゥ・ウィンと、マクラーレンの26年ぶりのコンストラクターズ選手権制覇という華々しい形で幕を閉じた。
逆転タイトルを目指したフェラーリは、カルロス・サインツがノリスに5.832秒差の2位、最後列19番手からスタートしたシャルル・ルクレールは、怒涛のオーバーテイクを繰り広げ3位表彰台に上がったが、マクラーレンには14ポイント及ばなかった。
決勝:ハイライト動画
ノリスの僚友オスカー・ピアストリは、1周目のターン1でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との接触に巻き込まれた。イン側に飛び込んできたフェルスタッペンの右フロントがピアストリの左リアに接触したことで、両者はスピンを喫し後方へと転落。フェルスタッペンはこの接触により10秒のタイムペナルティを科された。
セルジオ・ペレス(レッドブル)は1周目にバルテリ・ボッタス(ザウバー)と接触し、早々にレースを終えた。
バーチャル・セーフティーカー(VSC)解除直後のリスタート3周目、最後尾から追い上げを図っていたピアストリが、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)のリアに追突した。スチュワードはピアストリのブレーキングが「著しく遅すぎた」と判断し10秒ペナルティを科した。
16番手スタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)はルクレール同様、数々の追い抜きを通して順位を上げていき、最終周で僚友ジョージ・ラッセルを交わして4位でフィニッシュ。ドーナツターンでメルセデスとの別れを惜しんだ。
角田裕毅(RB)はクラッチの不具合により、スタートの蹴り出しで大きく遅れ、1周目に8つのポジションを失い、13位でフィニッシュした。
僚友リアム・ローソンは、ピットストップ時にタイヤが適切に取り付けられていなかったため、再度のピットインを強いられた。さらに、この件でストップ・アンド・ゴー・ペナルティを受けた挙げ句、レース終盤にはブレーキトラブルに見舞われ、最終周にリタイアした。