
トップ5でただ一人、異なる選択。 “RB22の弱点”を抱えながらも掴んだフェルスタッペン「予想外」のポール
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、スプリント予選最後のアタックを1回に絞り、本人も予想だにしていなかったポールポジションを獲得した。
2026年F1第17戦シンガポールGPの初日、フェルスタッペンはジョージ・ラッセル(メルセデス)を0.120秒上回り、スプリントのポールを獲得した。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.243秒差で続き、その後方にマクラーレン勢が並んだ。
公式のポール獲得記録には加算されないが、マリーナベイ市街地コースの予選セッションを首位で終えたのはキャリア初だった。
「シンガポールはいつも接戦だね。ここでは、場所によっては壁に限界まで近づいて、可能だと思う限界までプッシュし続けることが求められる」とフェルスタッペンは振り返った。
「ソフトタイヤに履き替えたら、クルマが少し生き生きしてきたように感じた。でも、この結果は予想してなかったよ」
リスク冒した1アタックが奏功
予選上位5名のうち、アタックを1回に絞ったのはフェルスタッペンだけだった。レッドブルは、路面が最も良くなるタイミングでフェルスタッペンをコースに送り出した。
一方、2番手のラッセルは最初のアタック後に2周、3番手のルクレールは1周のクールダウンを挟み、再び計測ラップに取り組んだ。
一切のミスが許されない市街地コースでは特に、周回を重ねながら徐々にタイムを縮めていくアプローチが有効であり、タイヤのデグラデーションが許容できる水準であった今回、ラッセルやルクレールの方法は理に適っていた。
一方、1回だけのアタックに絞るやり方は、黄旗や赤旗、トラブルによってノータイムに終わるリスクに加え、直前の積み重ねがないだけに、1周をまとめ上げることもより難しい。
実際、アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、アタックラップでコース外に膨らみ、SQ3でタイムを抹消された。
路面の凹凸、露呈したRB22の弱点
RB22は低速コーナーで強みを発揮した一方、路面のバンプや縁石への対応には依然として課題を抱えていた。フェルスタッペンがポールを予想していなかった背景には、こうしたマシンの弱点もあった。
「ここ2戦で僕らはかなり強くなっていると思うけど、このコースではまだクルマの小さな弱点が幾つか目立つ。でも幸いなことに、そうした弱点を抱えながらも、できる限りうまく走ることができた」とフェルスタッペンは説明した。
チーム代表のローラン・メキーズによれば、フリー走行1回目(FP1)では2台とも激しい路面のバンプに苦戦し、適切なバランスを見つけることが難しかったという。
「バンプにはかなり苦しんでいる。だが、マックス、アイザック(ハジャー)、そしてエンジニアたちは、FP1からスプリント予選までの間に非常に良い仕事をしてくれた」とメキーズは語った。
「完璧ではない。でもポールは取れた。それはおそらく、我々だけでなく誰もがこの路面に苦しんでいるということだろう。週末はまだ始まったばかりだが、再びトップに戻れたのは良かった」
2026年F1シンガポールGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
スプリントは日本時間10月10日(土)18時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。