
2026年F1カレンダー&テスト日程:日本GPは3月末開催、イモラ脱落でスペインは2戦
2026年シーズンのFIA-F1世界選手権暫定カレンダーが、6月30日に発表された。マドリードでの新規グランプリ開催、イモラ・サーキットの脱落、そして日本GPの単独開催など、幾つかの注目ポイントが挙げられる。
ラウンド | 日付 | 開催国 | サーキット |
1 | 3月6-8日 | オーストラリア | アルバート・パーク・サーキット |
2 | 3月13-15日 | 中国 | 上海インターナショナル・サーキット |
3 | 3月27-29日 | 日本 | 鈴鹿サーキット |
4 | 4月10-12日 | バーレーン | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
5 | 4月17-19日 | サウジアラビア | ジェッダ市街地コース |
6 | 5月1-3日 | アメリカ | マイアミ・インターナショナル・オートドローム |
7 | 5月22-24日 | カナダ | ジル・ビルヌーブ・サーキット |
8 | 6月5-7日 | モナコ | モンテカルロ市街地コース |
9 | 6月12-14日 | スペイン | カタロニア・サーキット |
10 | 6月26-28日 | オーストリア | レッドブル・リンク |
11 | 7月3-5日 | イギリス | シルバーストン・サーキット |
12 | 7月17-19日 | ベルギー | スパ・フランコルシャン |
13 | 7月24-26日 | ハンガリー | ハンガロリンク |
14 | 8月21-23日 | オランダ | ザントフォールト・サーキット |
15 | 9月4-6日 | イタリア | モンツァ・サーキット |
16 | 9月11-13日 | スペイン | マドリンク |
17 | 9月24-26日 | アゼルバイジャン | バクー市街地コース |
18 | 10月9-11日 | シンガポール | マリーナベイ市街地コース |
19 | 10月23-25日 | アメリカ | COTA |
20 | 10月30日-11月1日 | メキシコ | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
21 | 11月6-8日 | ブラジル | インテルラゴス・サーキット |
22 | 11月19-21日 | アメリカ | ラスベガス市街地コース |
23 | 11月27-29日 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット |
24 | 12月4-6日 | アブダビ | ヤス・マリーナ・サーキット |
日本GPは3月27~29日に単独開催
例年通り、バーレーンGPとサウジアラビアGPの中東2連戦は、ラマダン明けの4月に設定された。3月8日決勝の開幕オーストラリアGPと第2戦中国GPは連戦となるが、三重県の鈴鹿サーキットで行われる第3戦日本GPは3月27~29日に設定されており、前後の週に他のレースが存在しない“独立開催”となる。
マドリード新GPは9月
新たに導入されるマドリードでのグランプリは、「スペインGP」の名のもとに、第16戦として9月11〜13日にマドリンクで開催される。一方、これまでスペインGPを担ってきたカタロニア・サーキットでのレースは、第9戦として6月に開催されるものの、レース名称は現時点で未定。なお、現行契約は2026年までとなっており、以降の開催には新たな契約締結が必要だ。
伝統のイモラは脱落
一方で、イモラ・サーキットで行われていたエミリア・ロマーニャGPはカレンダーから脱落した。ただし、オランダGPが2026年をもって終了することが決まっているため、2027年以降、ローテーション開催枠としてカレンダーへ復帰する余地は残されている。
モナコが6月開催に
また、モナコGPは伝統的な5月最終週の開催から移行し、2026年は6月7日に第8戦として行われる。これにより、同じ世界三大レースの一つに数えられるインディ500との日程重複は解消されたものの、前倒しとなったカナダGPが新たにインディ500と同日開催となった。
アゼルバイジャンは土曜決勝
当初、決勝は9月27日(日)に予定されていたが、1日前倒しの9月26日(土)に変更された。これはアゼルバイジャンの建国記念日に配慮した措置と見られている。
開幕前テストは3回実施
プレシーズンテストは、カタロニア・サーキットとバーレーン・インターナショナル・サーキットで計11日間にわたって実施される。
- テスト1回目:1月26日〜30日、バルセロナ
- テスト2回目:2月11日〜13日、バーレーン
- テスト3回目:2月18日〜20日、バーレーン
バルセロナテストは非公開で実施され、現地中継やオンラインでの配信は行われない見通しだ。これは、新車による初走行においてテクニカルトラブルの多発が予想されるためであり、各チームは問題点の洗い出しを目的として、サーキット側と個別に合意の上でテストを行う。
バルセロナでのテストは計5日間予定されているが、各チームはこの内、3日間のみ走行が許可される。
一方、バーレーンでの2回のテストはF1主催による公式イベントとして実施され、全てのチームが計6日間の全てでコースに登場する。また、こちらはテレビ中継およびオンラインでの配信が行われる見込みだ。