第108回インディ500決勝レースでインディアナポリス・モーター・スピードウェイを走行するインディカーマシン、2024年5月26日(日)
Courtesy Of Penske Entertainment

2024年インディ500決勝結果:大荒れ8度の黄警告、ニューガーデンが2連覇!佐藤琢磨は14位

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第108回インディアナポリス500マイルレースが現地2024年5月26日(日)に行われ、ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)が連覇を成し遂げた。2年連続で500を制したのは2000年、01年大会で優勝したエリオ・カストロネベス以来初で史上6人目。連覇のボーナスとして44万ドルを手にした。

3度目の制覇に挑戦した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は優勝争いに絡めるほどの競争力がなく、またイエローコーションからのリスタートの際に違反があったとして最後尾に下げられた事もあり14位でフィニッシュした。

200周のレースを通して最多となる43回のオーバーテイクを記録したパトリシオ・オワード(マクラーレン)は、ラスト8周で4度に渡ってニューガーデンと順位を入れ替え、最終ラップのターン1でトップに立ったものの、ターン3に向かう途中でニューガーデンに追い抜きを許して2位に終わった。

ポールシッターのスコット・マクラフリン(ペンスキー)は64周の最多リードラップを記録するも6位に終わり、クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター)はルーキー最上位となる12位でフィニッシュした。

Pos. Start Driver Gap
1 3 ジョセフ・ニューガーデン
チーム・ペンスキー
–.—-
2 8 パトリシオ・オワード
マクラーレン
0.3417
3 21 スコット・ディクソン
チップ・ガナッシ
0.9097
4 4 アレキサンダー・ロッシ
マクラーレン
1.1691
5 14 アレックス・パロウ
チップ・ガナッシ
1.5079
6 1 スコット・マクラフリン
チーム・ペンスキー
2.0593
7 11 カイル・カークウッド
アンドレッティ
2.5379
8 6 サンティノ・フェルッチ
A.J.フォイト
3.6143
9 7 リーナス・ヴィーケイ
エド・カーペンター
3.9560
10 29 コナー・デイリー
キュージック
4.6071
11 15 カラム・アイロット
マクラーレン
4.9652
12 24 クリスチャン・ラスムッセン
エド・カーペンター
5.3234
13 28 クリスチャン・ルンガー
RLL
6.1824
14 10 佐藤琢磨
RLL
6.6893
15 33 グレアム・レイホール
RLL
7.3608
16 23 スティング・レイ・ロブ
A.J.フォイト
8.5098
17 17 エド・カーペンター
エド・カーペンター
8.9081
18 5 カイル・ラーソン
マクラーレン
9.4846
19 26 ロマン・グロージャン
フンコス・ホリンジャー
9.8312
20 20 エリオ・カストロネベス
メイヤー・シャンク
10.3602
21 18 キフィン・シンプソン
チップ・ガナッシ
11.0931
22 22 アグースティン・カナピーノ
フンコス・ホリンジャー
1 lap
23 13 コルトン・ハータ
アンドレッティ
30 lap
24 2 ウィル・パワー
チーム・ペンスキー
55 lap
25 19 マルコ・アンドレッティ
アンドレッティ
87 lap
26 12 ライアン・ハンター=レイ
キュージック
93 lap
27 9 フェリックス・ローゼンクヴィスト
メイヤー・シャンク
145 lap
28 27 リーヌス・ルンドクヴィスト
チップ・ガナッシ
173 lap
29 31 キャサリン・レッグ
デイル・コイン
178 lap
30 16 マーカス・アームストロング
チップ・ガナッシ
194 lap
31 25 トム・ブロンクビスト
メイヤー・シャンク
200 lap
32 30 ピエトロ・フィッティパルディ
RLL
200 lap
33 32 マーカス・エリクソン
アンドレッティ
200 lap

雷雨の影響でスタート時間は約4時間遅れとなり、オープニングラップでは2022年の500ウィナー、マーカス・エリクソン(アンドレッティ)がクラッシュに巻き込まれリタイヤするなど、8度に渡ってイエローコーションが出る大荒れのレースとなった。

また、ポジションチェンジも多く、33名の中の18名のドライバーが1ラップをリード。2017年以来最多となる649回のオーバーテイクが記録された。