ザントフォールト・サーキット空撮写真、ターン7側から
Courtesy Of DTM

F1オランダGP、中止を決定…無観客での延期開催を断念

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F1オランダGPの現地プロモーターは5月28日(木)、無観客での延期開催を断念して、今シーズンのイベントを中止とすると発表した。1985年以来、35年ぶりのザントフォールト・サーキットでのレースは幻に終わる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け再編が進められているF1カレンダーでは、開幕の任を担うオーストリアGPをはじめとして、クローズドイベントとしての開催が予定されているが、オランダGPの主催者はファン不在のままにイベントを開催するよりも、来シーズンに持ち越す事を選択した。

元F1ドライバーでオランダGPのスポーツディレクターを務めるヤン・ラマースは声明の中で「我々はレース開催に向けて完璧に準備を整えていたし、今でもそうだ」と述べ、次のように続けた。

「我々はF1と共に無観客でのレース開催の可能性を検討したが、ザントフォールトでのF1復帰をオランダのレースファンと共に祝いたいとの結論に達した。どうか我慢して欲しい。私は35年間ずっと復活を心待ちにしていたから、あと1年待つ事ができる」

既に購入済みのチケットに関しては、来季のF1オランダGPでも有効との事だ。

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