シーズン前半戦の最後のグランプリとなるF1ハンガリーGP予選、ポール・ポジションを獲得したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、キャリア通算48回目のPPを成し遂げた。2番手にはチームメイトのキミ・ライコネンが続き、フェラーリはモナコGP以来のフロントローを独占した。

「今日のマシンは格別だったよ…タイヤをちゃんと機能させられたんだ」とベッテル、一方のライコネンは「ポールのチャンスがあると思ってたからガッカリしてる」とコメントした。

週末を通して停滞していたメルセデス勢は、3番手にバルテリ・ボッタスが、4番手にルイス・ハミルトンという結果に終わった。ハミルトンの歴代最多ポール・ポジション記録はお預けとなった。初日の2回の練習走行を共に最速で飾ったレッドブルのダニエル・リカルドは6番手、同僚マックス・フェルスタッペンは5番手と、三つ巴が期待された赤牛軍団がポール争い絡むことはなかった。

ダブル入賞を目指すマクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが9番手を獲得、今シーズン初めて2台揃ってのQ3進出を成し遂げた。ホンダ勢に先行したのはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、驚きのアタックラップを連発し3強に続く7番手を確保した。

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29日土曜のハンガロリンクは、気温27℃路面温度56℃の暑く晴れ渡るコンディションに恵まれた。

ディ・レスタ大健闘！予選Q1ハイライト

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注目は急遽フェリペ・マッサの代役を務めることになったポール・ディ・レスタ。2013年ブラジルGP以来となるF1での走行が、ぶっつけ本番の予選となったにも関わらず、ディ・レスタはザウバーのパスカル・ウェーレインを抑え19番手タイムをマーク。ミスらしいミスもせず、チームメイトのランス・ストロールに0.766秒まで迫る見事な走りを見せた。

ケビン・マグヌッセン、ストロール、パスカル・ウェーレイン、ディ・レスタ、エリクソンがQ1で敗退した。

ついに最速を決めたメルセデス：予選Q2ハイライト

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今週末初めてメルセデスAMGが最速タイムを記録した。2回目のアタックラップでルイス・ハミルトンが2番手ベッテルを上回る1分16秒693をマークし、タイムシート最上部に自身の名前を刻んだ。マクラーレン・ホンダ勢は”順当”に8番手と9番手につけ、今季初の2台揃っての予選Q3進出を決めた。

ホンダ勢直近のライバルとなるニコ・ヒュルケンベルグは6番手となるスーパーラップを披露、リカルドを後方に従えた。10番手にはトロ・ロッソのカルロス・サインツが食い込んだ。

ジョリオン・パーマー、エステバン・オコン、ダニール・クビアト、ロマン・グロージャン、セルジオ・ペレスがQ2でノックアウトした。Q1進出組はすべてスーパーソフトタイヤを履いてのアタックとなった。

タイム更新ならずもベッテル最速：予選Q3ハイライト

2005年のミハエル・シューマッハ以来となるハンガリーGPポール・ポジションを狙うフェラーリ、そのシューマッハが持つ68回のポール・ポジション記録を狙うハミルトン。1回目のアタックを終えてベッテルが後続を大きく引き離す1分16秒276をマーク。ハミルトンは4コーナーでアウト側に膨らんでしまいタイムを計測を断念、残す1周に全てをかける。

暫定順位はベッテル、ボッタス、フェルスタッペン、リカルド、ライコネン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、バンドーンの順。

最終アタックの先陣を切ったのはハミルトン、セクター1、セクター2で遅れを取りベッテルから0.4秒落ちの暫定3番手に留まった。ベッテルのタイム更新はなかったものの、ライコネンはセクター1を全体ベストで通過し2番手に浮上した。

2017年F1第11戦ハンガリーGP予選リザルト

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