アロンソ、ホンダ改良版PU投入のオーストリアに楽観的 / F1オーストリアGP 2017《Preview》
フェルナンド・アロンソは、レッドブルの母国オーストリアでのレースに対し、これまでの数戦よりも楽観的に構えている。
3連続となる公道コースでの戦いを終えて、F1は常設サーキットであるレッドブル・リンクに戻ってくる。シュピールベルクに建設されたこのコースもまた、エンジンパワーが要求されるパワーハングリーなサーキットとして知られているが、アロンソはカナダやアゼルバイジャンに比べればマシだと考えている。
アロンソが楽観的な理由のひとつは、ホンダの改良版スペック3エンジンが投入される事だろう。出力の向上に焦点を当てた新型パワーユニットは、1周あたりコンマ3秒程度のゲインがあると言われる。アゼルバイジャンでテストされた時は、セッティングが不十分であり全てのポテンシャルを発揮できてはいなかったが、アロンソのマシンは一時上から3番目の最高速を記録していた。
アロンソ:F1オーストリアGPに向けて
フェルナンド・アロンソマシンはレッドブル・リンクに合っている
バクーでのレースは凄く楽しかったよ。レースパフォーマンスからは僕らのパッケージが根本的に強い事が明らかだったし、メカニックやエンジニア、そしてストラテジストといったチームの皆が”レーサー”であり、どんなチャンスも掴み取れるんだって事を示せたからね。とても厳しい週末で2ポイントを獲得できたのはちょっとした気休めみたいなものだけど、前に進んでいくためにはこの状況を受け入れないとね。
オーストリアについては幾らか楽観的なんだ。舞台となるレッドブル・リンクは、ここ数戦と比べると幾らかエンジンパワーに対する依存が少ないし、僕らのマシンはうねうねしたコーナーに合っているからね。結構はげしくプッシュ出来るんじゃないかな。
アゼルバイジャンの金曜フリー走行でテストしたホンダの改良版エンジンを含めて、いくつか役に立ちそうなアップデートを持ち込むつもりなんだ。一歩一歩が大事だよね。マシンから全てを引き出せるような良い週末になることを待ち望んでるよ。
2017年第9戦F1オーストリアGPは、7月7日(金)17時からのフリー走行で幕を開ける。日程・結果・ニュース・サーキットガイドなど、オーストリアGPに関する情報については、F1オーストリアGP特設ページを参照されたい。