マリーナベイ市街地コースでレースを戦うフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)のAMR26、2026年10月11日(日) F1シンガポールGP決勝
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これが現実か…ホンダの「期待」を打ち砕く16位とDNF、折原GMがシンガポールGPを総括。前戦8位から暗転

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前戦での入賞を踏まえ、期待を持って臨んだ2026年F1第17戦シンガポールGPで、アストンマーティン・ホンダはポイントを獲得できなかった。ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、今回の結果について、パッケージ全体の現状を反映したものだと評価した。

前戦8位から暗転16位「これが現状の競争力」

セパン・インターナショナル・サーキットでの前戦では、アロンソが8位でフィニッシュし、モナコGP、オランダGPに続く今季3度目のポイント獲得を果たした。

それだけに、パワーユニット(PU)の性能差がラップタイムに与える影響が低い部類のシンガポールに向けて、チームとホンダは期待を寄せていた。

だが、10月11日(日)にマリーナベイ市街地コースで行われた62周のレースでは、フェルナンド・アロンソが16位完走、ランス・ストロールがリタイヤに終わった。

「マレーシアで行われたバーレーンGPでポイントを獲得していたこともあり、ある程度の期待を持って今回のレースに臨みました。しかし最終的な結果は、我々が望んでいたところには届きませんでした」と折原TGMは振り返った。

「パッケージ全体を見れば、今回の結果はライバルに対する現時点での我々の相対的な競争力を反映したものだと考えています」

決勝レース前のガレージで作業を見守る折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)、2026年10月11日(日) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)Courtesy Of Honda Motor Co., Ltd

決勝レース前のガレージで作業を見守る折原伸太郎(HRCトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)、2026年10月11日(日) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)

アストン2台ピット発進、デプロイ不調も重なり沈む

もっとも、今回の順位がそのままマシンの競争力を示すわけではない。

予選で17番手に終わったアロンソは、決勝を前にターボチャージャーの交換とサスペンションのセットアップ変更を実施。ストロールもサスペンションのセットアップを変更し、パルクフェルメ規則違反に伴い、両者ともピットレーンからスタートしたためだ。

この点について折原TGMは、「オーバーテイクが難しいシンガポールのコース特性を考えれば、厳しいレースになることは予想していました」と説明した。

アロンソは開始早々に19番手まで順位を上げると、他車のピットストップによって一時は13番手まで浮上した。36周目にソフトからミディアムに交換すると、セルジオ・ペレス(キャデラック)をオーバーカットしてコースに復帰した。

だが、デプロイメントの問題に加え、解消できなかったアンダーステアもあり、マシンから十分なパフォーマンスを引き出すことができなかった。一方、ストロールは39周目にコース上で停止した。

「得た知見を今後の開発に活かす」

折原TGMは、今回の厳しい結果を受け止めつつも、得られたデータを今後につなげていきたいと前を向いた。

「週末を通して多くのデータを収集することができました。ここで得た知見を、今後の開発や次戦以降に向けた準備に役立てていきたいと考えています」


2026年F1第17戦シンガポールGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを果たし、2位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続く結果となった。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台とする次戦アメリカGPは、10月23日のフリー走行1回目(FP1)で幕を開ける。

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