
「かなりの順位を失った」アロンソを苦しめたデプロイ不調。VSC後に深刻化、アンダーステアも解消できず16位
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1第17戦シンガポールGPの決勝レース中、エネルギー展開(デプロイメント)に「かなりの問題」を抱えていたと明かした。
この問題は特にバーチャル・セーフティーカー(VSC)の導入後に大きな問題となり、その結果として、多くのポジションとタイムを失ったという。
ピットスタート、デプロイ不調で16位
予選で17番手に終わったアロンソは、決勝を前にターボチャージャーの交換とサスペンションのセットアップ変更を実施。パルクフェルメ規則違反に伴いピットレーンからスタートした。
開始早々に19番手まで順位を上げると、他車のピットストップによって一時は13番手まで浮上した。36周目にソフトからミディアムに交換すると、セルジオ・ペレス(キャデラック)をオーバーカットしてコースに復帰した。
だが、PU側の問題に加え、解消できなかったアンダーステアも含め、マシンから十分なパフォーマンスを引き出すことができなかった。
アロンソはレース後、16位が今日のマシンから引き出せる最大限の結果だったのかと問われると、「そう思う」と答えた。
「もちろん、もう一度レースをやり直せるなら、クルマからもう少し引き出せる部分はあったと思う。ただ、レース中は少しアンダーステアがあって、それを解消できなかった」
「それに、エネルギーのデプロイメントにもかなり問題があった。適切な場所とタイミングでうまくエネルギーを使えなかったんだ。特にVSCの後はそうだった」
「デプロイメントが不足していたことで、かなりの順位を失ったし、大きく差をつけられてしまった。だから、そのあたりは調べる必要がある」
過酷な3連戦を総括「かなり大変だった」
マリーナベイ市街地コースのレースを終えて、F1はシーズン後半戦最初のトリプルヘッダーを終えた。アロンソは第15戦アゼルバイジャンGPから続いた今回の3連戦全体について、概ね好意的な評価を下した。
「マレーシアではポイントを獲れたし、いい3連戦になったと思う。でも、かなり大変だったよ。主にコンディションと湿度のせいでね。特にメカニックをはじめ、チームのみんなにとって厳しかった」とアロンソは語った。
そのうえで、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われる2週間後のアメリカGPに向けては、「みんなにもう少し楽な週末を過ごしてもらえるといいね」と、過酷な環境で作業を続けたチームを気遣った。
2026年F1第17戦シンガポールGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを果たし、2位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続く結果となった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台とする次戦アメリカGPは、10月23日のフリー走行1回目(FP1)で幕を開ける。