
アロンソ、2027年ダカール復帰説とGT3参戦を否定。「新たな挑戦」に求める条件とは?
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)が、2027年のダカールラリー復帰の可能性を事実上否定した。2026年F1第17戦シンガポールGPを前に、F1とダカールの両方に取り組むことは、身体的に極めて難しいと説明した。
2020年以来、7年ぶりとなるダカール参戦を巡る一連の報道の発端は、スペインのモータースポーツ専門メディア『SoyMotor』だったが、後に他の欧州主要メディアも相次いで、ほぼ確定事項として報じた。
第16戦バーレーンGPに先立ち、2027年のF1続投を発表したアロンソは、セパンで行われた会見で、「これから数週間のうちに、さらに驚くようなことがあるかもしれない」と発言。これもダカール復帰の憶測につながった。
F1とダカールの兼務は不可能、噂を一蹴
アロンソは「そういう噂は目にしたけど、それは不可能だと思う。F1とダカールという、いずれも非常に過酷なプログラムを両立させることは、身体的にほぼ不可能だ」と語った。
アロンソはF1を離れていた2020年に、マルク・コマとコンビを組んでダカールに参戦。トヨタ・ハイラックスで総合13位完走を果たした。
2度のF1ワールドチャンピオンは、ダカールだけでなく、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が近年熱心に取り組んでいるGT3に参戦する可能性も除外した。
「GT3はやらない。これまでやったことがないし、ものすごく準備が必要だからね。これまでの挑戦でうまくいったり、ある程度競争力を示したりしたから、簡単だと思われているんだと思うけど、成功するには、多大な準備と強い決意、それに運が必要なんだ」
「だから次に何かに挑戦する時は、僕自身が発表する。準備に十分な時間がとれて、挑戦するに値するリスクがあると判断した時にやるつもりだ」
「さらに驚くようなこと」発言を巡っては、ダカールと同じくF1と開催日程が重複しないル・マン24時間レースに、アストンマーティンのハイパーカーで参戦する可能性も取り沙汰されている。
クラックは他カテゴリー参戦に賛意
同じくシンガポールでは、アストンマーティン・ホンダのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックにも、アロンソのダカール参戦報道に関する質問が飛んだ。
イギリスのモータースポーツ専門メディア『Crash』によるとクラックは、アロンソ個人の来年の計画については明言を避けつつ、F1ドライバーが他カテゴリーでレースをすることには賛意を示した。
「ロバート(クビサ)もキミ(ライコネン)もラリーをやっていた。マックス(フェルスタッペン)もランス(ストロール)もGT3でレースをした。個人的に言えば、そういうのは歓迎だ。ドライバーがそうした活動をするのは、モータースポーツ全体にとっても良いことだと思う」とクラックは語った。
「これだけカレンダーが過密であるにもかかわらず、ドライバーたちはほかのことをやりたがっている」
「マックスの場合は、GT3関連の活動も含めて7週連続でレースに費やすことになった。そうした行動は、レーシングドライバーとしての彼らの姿を物語っていると思うし、私も皆さんと同じようにテレビにくぎ付けになるよ」