大勢の観客が見守る中、スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)以下をリードするアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(ともにメルセデス)、2026年10月4日(日) F1バーレーンGP決勝(セパン・インターナショナル・サーキット)
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

観客席の映像が捉えたF1「レゴレース」の異様な光景、加速不能で横並びの超低速に。SCは遥か彼方へ

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加速不良に陥ってセーフティーカー(SC)についていけず、車間が詰まり、F1マシンが横並びになってレゴカートのような超低速でコース上を這う――2026年F1第16戦バーレーンGPのスタート前に起きた、そんな異常な光景をセパン・インターナショナル・サーキットの観客席から撮影された映像が捉えていた。

10月4日(日)のレースでは、豪雨によって開始が40分遅延。その後のフォーメーションラップでは、複数台が加速不能となる症状に見舞われ、一部がコース上で停止。赤旗によりスタート手順が中断される異例の事態となった。

一言で言えば今回のトラブルは、SC先導下での極端な低速走行によってエンジン回転数とターボの過給圧が低下する中、MGU-Kの出力を250kWに制限するFIA管理のソフトウェアで不具合が発生して出力が失われた結果、一部のマシンがアクセルを踏んでも再加速できず、徐行あるいは停止に至ったものだ。

前代未聞の“F1加速不能”はなぜ起きた?

観客席映像が捉えた異常な低速走行

動画は、セクター2の最終コーナーに当たる左ヘアピン、ターン9のイン側の観客席から撮影されたものだ。雨に濡れた路面をSCが通過し、それにポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が続く。

SCがコーナーを抜けて加速する一方、フェルスタッペンはコーナーからうまく立ち上がれず、惰性で走行するような状態に。これにより後続車が次々と詰まっていく。

その光景は、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が指摘したように、最高速度が時速25kmに制限された、まさに「レゴレース」のようであり、実際、加速に異常が生じた際の混乱が観客席からも伝わってくる。

SCがはるか彼方に進み、その姿が見えなくなる中、フェルスタッペンの3号車RB22はその後、調子を取り戻し、ターン11の出口で加速したが、ハミルトンは低速のままの状況が続き、後続も同じ速度でパレードを続けた。

以下の動画では、ドライバーたちがレース後に批判した混乱の一端を、1分14秒の映像で確認することができる。

安全上の理由から、特定の区間ではMGU-Kの最大出力が350kWから250kWに制限されていた。映像の撮影地点であるターン9は、まさにこの制限区間に含まれている。

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