チームの「リーダー」カルロス・サインツ、低迷ウィリアムズF1と複数年契約延長。2027年もアルボンと継続

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2026年F1第12戦オランダGPに先立ち、カルロス・サインツが複数年契約の延長に合意し、2027年以降もウィリアムズF1チームに残留することが8月19日(水)、発表された。

31歳のスペイン人ドライバーは、期待を大きく下回る2026年シーズンを過ごす中でも、チームが進める人材採用や投資、組織改革を理由に、英国グローブに本拠を置くチームに引き続き身を置くことを選んだ。

契約の具体的な期間は明らかにされていない。前日にはアレックス・アルボンの契約延長も発表されており、ウィリアムズは2027年のドライバーラインアップを2日で固めた格好だ。

他チームに目を向けるも残留を決断

サインツが2025年にウィリアムズへ移籍したのは、今季の大幅なレギュレーション変更を最大限に生かせる体制がこのチームにあると考えたからだった。

ところが現状、結果は期待を大きく下回っている。マシン開発で遅れを取り、ローンチ仕様では大幅な重量超過を抱えた。開幕11戦を終えてなお、中団上位を争うために必要なペースも持ち合わせていない。

アゼルバイジャンGPでは大規模なアップグレードの投入を予定しているものの、チーム内では今季中の大幅な改善に対する期待は高くない。こうした競争力不足を受け、サインツがウィリアムズに残留するのかについては疑問の声も上がっていた。

移籍先の候補としては、ウィリアムズ加入前にも交渉の場を持ったアウディや、非常に厳しい船出を過ごすアストンマーティン・ホンダの名前が取り沙汰されていた。

サインツが見た再建への材料

それでもサインツは最終的にウィリアムズとの新たな複数年契約を選んだ。残留を決めた理由についてサインツは、第一にチームを構成する人材を挙げた。

「残る理由、そしてチームと一緒に押し進めていく理由はたくさんある」

「何よりもまず、この大きなファミリーを形づくっている人たちの存在だ。成功するにはグループとしての力が必要だと僕は信じている。ウィリアムズのメンバーには、このチームを再び頂点へ戻すだけの才能とモチベーション、そして情熱があると思う」

「舞台裏では多くの変更や投資、プロジェクトが動いていて、自分たちは正しい道を進んでいるという確信を与えてくれる」

「今季は道の途中でつまずいたけど、巻き返してより強くなるための材料はすべてそろっている」

サインツは、今季何がうまくいかなかったのか、そして何が必要なのかについて、ジェームズ・ヴァウルズ代表を含む首脳陣と包み隠さない対話を重ねてきたと明かした。

そのうえで、全員が改善を見据えて自らの行動に責任を持てる職場環境が重要だとの考えを示した。

ヴァウルズ「このチームのリーダーだ」

ヴァウルズにとっても、サインツの残留はチームの再建を続けるうえで重要な一歩となった。ヴァウルズはサインツについて、レースでの速さに加え、表からは見えにくいファクトリーでの仕事も高く評価している。

「彼はこのチームのリーダーだ。我々がチームを再建し続ける中で、その先にある可能性をカルロスが理解してくれていることを本当にうれしく思う」とヴァウルズは語った。

「目立つのは彼のレースでの技術や速さだけではなく、高いパフォーマンスを追求するために舞台裏で行っている仕事もそうだ」

今回の発表により、ウィリアムズは参戦50周年を迎える2027年を、アルボンとサインツの布陣で戦うことになった。2人のグランプリ出走回数は合計370戦を超え、獲得ポイントは1600点以上、表彰台は31回に達する。

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