アロンソ、F1オーストリアGPで”3周遅れの惨敗”も落胆せず「状況は変わらない」 続く2戦も最下位覚悟

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1第8戦オーストリアGP決勝を18位で終えた後も、淡々とした構えを崩さなかった。この結果は覚悟の上だったとし、リザルトを追い求めるのではなく、少しでも多くを学び改善することに取り組んだと振り返った。

アロンソは優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)から3周遅れ、一つ上位のアレックス・アルボン(ウィリアムズ)に対しても1周遅れという18位でフィニッシュした。完走車中では最下位となり、チームメイトのランス・ストロールはバッテリーに異常が確認されたためリタイアした。

落胆せず。意識の矛先は取り組みに

チェッカーフラッグまではたどり着いたものの、トップだけでなく直前を走るマシンとの差も極めて大きかった。落胆しているかと問われたアロンソは、「いや、いや、予想していたことだからね」と苦笑いを浮かべた。

そして、「これは今に始まったことじゃない。僕らは毎週末、こういう状況になることを分かった上で臨んでいる。そして、その挑戦を受け入れ、少しでも改善できるよう努力しているんだ」と続けた。

「週末を通して改善しなければならないオペレーション面の課題もまだ残っているし、今はそのために時間を使っている」

冷静に週末を振り返る一方、アロンソは現在のAMR26をドライブすることの難しさにも言及した。

「ここまで大きく後れを取っていると、流石に走るのを楽しむのは難しい。ペースもないし、毎周マシンと格闘しているような状態だからね」

ドライバーズパレードで手を振るフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、2026年6月28日(日) F1オーストリアGP決勝(レッドブル・リンク)Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

ドライバーズパレードで手を振るフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、2026年6月28日(日) F1オーストリアGP決勝(レッドブル・リンク)

続く2戦も惨敗覚悟「状況は変わらない」

ペースの欠如は結果にそのまま表れた。上位陣との差は周回を経る毎に拡大していった。さらに、ピットレーンの制限速度を0.1km/h超過したことにより、5秒ペナルティを受けた。

アロンソは、今週末に限らず次戦イギリスGPや、その翌戦ベルギーGPも今回と同様の状況になることを覚悟しているという。

「もちろん、自分たちの立ち位置は分かっているし、シルバーストンやスパでも同じような状況になることは分かっている」

アストンマーティンとホンダは、サマーブレイク前後に今季初のアップグレードを投入する計画だが、アロンソの発言からは、少なくとも7月末の第11戦ハンガリーGPまで大幅な改善は期待できそうにない。


2026年F1第8戦オーストリアGPの決勝では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウィンを飾り、今季2勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が滑り込んだ。

シルバーストン・サーキットを舞台とする次戦イギリスGPは、7月3日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

F1オーストリアGP特集