空力の名手ダン・ファローズ、VCARBのF1テクニカル・ディレクターに就任。再起を懸けた挑戦へ

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2026年1月23日、アストンマーティンの元テクニカル・ディレクター、ダン・ファローズが、レッドブルのセカンドチームであるレーシング・ブルズの新たなテクニカル・ディレクターに就任することが発表された。

かつてレッドブル・レーシングで15年にわたりシニア・エアロダイナミクス・エンジニアとして活躍したファローズは、アストンでのガーデニング休暇を終える4月に正式就任し、古巣陣営に復帰を果たす形となる。

ファローズは2021年にアストンへ引き抜かれた際、レッドブルとの間で移籍時期を巡る1年越しの法廷闘争に発展したほどの重要人物だった。だが、アストンでの在任期間は2シーズンにとどまり、その後はチームを完全に離れていた。

レッドブル・ホンダの空力部門を率いるダン・ファローズ、2017年F1マレーシアGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダの空力部門を率いるダン・ファローズ、2017年F1マレーシアGPにて

レーシング・ブルズの新車『VCARB03』は、今週初めにイモラで初走行を終えたばかりだ。ファロウズは「チームにとって刺激的な時期に参加できる」と意欲を示しているが、彼の設計思想がマシンに直接反映されるまでには、一定の時間を要するだろう。今回の移籍は、ファロウズ自身にとって再起を懸けた大きな挑戦となる。

チーム代表のアラン・パーメインは、「ダンの豊富な経験、技術的な理解力、そしてリーダーシップは、我々が開発を進め、競争力を高めていくうえで真の資産となる」と期待を寄せた。ジョディ・エギントンがレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズへ異動して以降、空席となっていた重要なポジションが、ようやく埋まることになる。

ファロウズは、チーフ・テクニカル・オフィサーを務めるティム・ゴスの下で業務にあたり、設計、空力、パフォーマンスを横断してチーム全体の技術的方向性を統括する。15年間に及ぶレッドブル時代で培った知見が、新レギュレーション下におけるチーム躍進の鍵となるか。熟練エンジニアの帰還は、パドックに少なからぬ衝撃を与えるだろう。