フェラーリF1、2026年新車「SF-26」を発表。伝統の赤とグロス塗装へ回帰…15年ぶりにリアプッシュ採用

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2026年1月23日、スクーデリア・フェラーリは新たな技術規則に基づき設計された2026年型F1マシン『SF-26』を初公開した。これはマラネロで製造された72台目のF1シングルシーターであり、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの新たな愛機となる。

伝統の赤とグロス塗装への回帰

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (5)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (5)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (3)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (3)

リバリーは、フェラーリの過去と現在、そして新時代を結びつける意匠となった。7シーズンにわたって採用されてきたマット仕上げから、光沢のあるグロス塗装への回帰が最大の特徴だ。2026年の「ロッソ・スクーデリア」は、より明るく、より強烈な色味へと進化している。

この色彩は、2025年のイタリアGPで採用された特別リバリーから着想を得たもので、2000年代前半の黄金時代を彷彿とさせる。

さらに、コックピット周辺やエンジンカバーに配されたホワイトが、赤との鮮やかなコントラストを生み出している。かつては控えめながら象徴的に用いられてきた白に、新たな役割が与えられた形だ。跳ね馬のアイデンティティは、常に進化を続けている。

新規則に適応したSF-26の設計思想

2026年のルール変更は、F1史上でも最大級の転換点と位置づけられる。主な焦点はマシンの軽量化、空力コンセプトの抜本的な見直し、そして次世代パワーユニットの導入だ。チーム代表のフレデリック・バスールは、「SF-26はフェラーリとF1にとって新たな時代の始まりだ」と自信をのぞかせた。

シャシー・テクニカル・ディレクターを務めるロイック・セラは、新規則という枠組みに適応するため、コンセプト段階から多くの時間を費やしたと説明する。とりわけ「シーズン中の開発に十分な柔軟性を持たせる設計を確保することが不可欠だった」と強調した。

デザイナー陣は機能的なシンプルさを重視し、堅牢かつ拡張性のあるコンセプトを構築。これは、シーズンを通して実走データが蓄積されるにつれ、さらなる進化を遂げるための確かな土台となる。

前後サスペンションは共にプッシュロッド式を採用した。スクーデリアがプッシュロッド式リアサスペンションを採用するのは2011年以来、15年ぶりだ。

350kWに強化された次世代の動力源

パワーユニットもまた、大きな進化を遂げた。次世代ハイブリッドではMGU-Hが廃止され、MGU-Kの出力は350kWまで大幅に引き上げられている。これにより、電気システムが動力全体に占める割合は劇的に高まり、内燃機関(ICE)との出力比率はほぼ拮抗する水準に達した。

この変化によりパワーユニットは、マシン全体のコンセプトに不可欠な統合要素へとより一層、押し上げられた。パワーユニット・テクニカル・ディレクターのエンリコ・グアルティエッリによれば、効率向上と高度なエネルギーマネジメントを追求するため、設計初期段階からシャシー部門との密接な連携が図られてきたという。

使用される燃料もサステナブルなものへと刷新された。グアルティエッリは、2014年から2025年までの時代と比較し、これは単なる進化ではなく「哲学の明確な転換」だと強調する。

ルクレールとハミルトンの新たな挑戦

ルクレールは、2026年シーズンの最重要テーマを「エネルギーマネジメントとパワーユニット」と位置づける。「最初は直感に頼りつつ、徐々に正確なデータを用いて適応していく必要があるだろう」と抱負を語った。

スクーデリアで2シーズン目を迎える41歳のハミルトンも、2026年がキャリアの中でも「最大規模の変革期」になることを認める。「ドライバーがエネルギーマネジメントや新システムの理解において中心的な役割を担う年になる。チームと一丸となって、同じ方向を向いて進むことが重要だ」と述べ、新たな旅の始まりへの期待をにじませた。

来週バルセロナで始まるシェイクダウンを通じて、フェラーリは理解と検証のプロセスを本格的に開始する。バスールは「初期段階では、可能な限り多くを学び、開幕戦に向けた強固な基盤を築くことが最優先だ」と語る。

世界中のティフォシの情熱を背に、フェラーリはオーストラリアでの開幕戦に向け、着実な一歩を踏み出した。新車発表直後には、フィオラノ・サーキットでシェイクダウンを開始した。

フェラーリ「SF-26」画像ギャラリー

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (1)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (1)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (7)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (7)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (6)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (6)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (4)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (4)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (2)Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」全体像、2026年1月23日 (2)

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」のコックピット、2026年1月23日Courtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリが2026年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「SF-26」のコックピット、2026年1月23日