19歳・中村仁、2026年FIA-F3選手権挑戦へ ― トヨタ育成の新星がハイテック加入

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千葉県出身の19歳、トヨタ育成傘下の中村仁が2026年シーズンのFIA-F3選手権へ挑戦することが決まった。名門ハイテックTGRの一員として、最高峰F1へと連なるFIA管轄下のカテゴリーに参戦する。

夢のF3参戦へ「しっかり準備したい」

中村はF3参戦決定にあたり、次のように意気込みを語った。

「2026年にハイテックからFIA F3に参戦できることを誇りに思います。この選手権で走るのは夢でした。信頼してくれたチーム、そしてこれまで支えてくださったトヨタ・ガズー・レーシングに感謝しています」

「レースを通じて日本とヨーロッパで多くを学んできたので、この新たな挑戦に向けて十分な準備ができていると感じています。テストが待ちきれません。来季のデビューに向けてしっかり準備していきたいと思います」

ハイテックのF3チームマネージャー、ポール・ベルリンガーも期待を寄せる。

「ジンを2026年のチームに迎えられることを嬉しく思う。彼は多様なカテゴリーで結果を残し、適応力の高さを示してきた。FRECAやFRMECでの安定した表彰台とポイント獲得は、彼の成長を裏付けるものだ。F3でその才能をさらに引き出すことを楽しみにしている」

多彩なキャリアを積む成長株

中村はTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受け、2022年に全日本F4選手権でシングルシーターデビュー。初年度から優勝を含む2度の表彰台を獲得し、翌2023年には3勝を挙げてランキング2位を記録した。

2024年は活動の幅を広げ、スーパーフォーミュラ・ライツではルーキーながら総合4位を獲得。さらにスーパーGT(GT300クラス)やスーパー耐久にも参戦し、ST-2クラスで2勝を記録したほか、伝統のマカオGPにも挑戦した。

翌2025年には拠点をヨーロッパに移し、フォーミュラ・リージョナル中東選手権(FRMEC)で1勝と表彰台を獲得。フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FRECA)でも第7戦レッドブルリンクで初の表彰台を飾り、2戦4レースを残して現在ランキング11位につけている。またLMP3マシンでル・マン・カップにも参戦し、耐久レースでの経験も積み上げた。

なお来季は、山越陽悠(やまこし ひゆう)がヴァン・アーマスフォールト・レーシング(VAR)からFIA-F3選手権に参戦することがすでに発表されており、日本人ドライバー2名が同じ舞台でしのぎを削るシーズンとなる。