
メキーズ「マックスに僅かコンマ数秒差」角田裕毅の健闘と貢献を高評価…レッドブル代表が見た”今季ベストレース”
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPで今季ベストの6位入賞を果たした角田裕毅について、レッドブルのチーム代表ローラン・メキーズは、マックス・フェルスタッペンに迫る速さを見せたとの見解を示し、選手権争いにおいて重要なポイントを持ち帰ったことを高く評価した。
レースペースの確かな改善
依然として、ポール・トゥ・ウインを飾った4度のF1王者との差は大きい。だが、つい数週間前に周回遅れにされかけた事実を踏まえれば、33.808秒差での6位フィニッシュはレースペースの確かな改善を物語る結果と言える。
「ユーキも速かった。マックスとの差は(1周平均)わずかコンマ数秒だった。彼にとってこのチームでのベストレースになったと思う」
メキーズはレース後のインタビューでこう振り返り、角田の今回のパフォーマンスを称賛した。
「非常に力強いレース運びだったし、マクラーレンとフェラーリを後ろに抑え込んでみせた。彼はクリーンな週末を必要としていたが、見事にやり遂げ、チームにとって重要なポイントを持ち帰ってくれた」
フェルスタッペン、圧巻のグランドスラム
一方、今回のレースを制したフェルスタッペンは、51周の戦いで1秒たりともライバルにリードを許さなかった。メキーズは王者の走りを絶賛する。
「今回の勝利は、昨日の予選でマックスが披露した“マスタークラス”から始まった」
「金曜日には誰も本格的なロングランをしていなかったため、レースペースがどうなるか分からなかったが、彼は周回を重ねるごとに後続を引き離し、またしてもグランドスラム――ポール、スタートからフィニッシュまでのリード、そしてファステストラップを記録してみせた」
メキーズ体制下での急速な改善
前戦イタリアGPに続く2連勝、さらにアゼルバイジャンGPでの今季初となる全チーム最多得点という事実が示すように、メキーズの加入以降チームは急速に改善傾向を示している。
「この勝利は、ミルトン・キーンズの全スタッフがマシンを速くするために懸命に努力した結果だ」
チーム全体の取り組みについてのメキーズのコメントは力強い。
「魔法のような即効薬など存在しない。だが、誰一人として今シーズンを諦めてはいない。なぜ我々が望むレベルに達していなかったのか、その理由を理解するための挑戦を続けている」
「マックスとユーキがチーム全体とともに積み重ねてきた取り組みが少しずつ実を結び、少なくともここバクーとモンツァでは再び戦える状態に戻ることができた」
2026年に向けた継続的な戦い
既に両チャンピオンシップはマクラーレンがほぼ手中に収めている状況だ。だが、レッドブルは今季を見限るつもりはない。メキーズは今後の方針についてこう明言する。
「我々は手を緩めるつもりはない。さらに多くを学び、さらに理解を深めるために戦っていく。2026年のレギュレーションは全く異なるものになるが、それでも今シーズンから持ち越せる要素は必ずある」
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインで制し、キャリア通算67勝目を挙げた。2位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が入り、移籍後初の表彰台を獲得した。
次戦はマリーナベイ市街地コースで開催されるシンガポールGP。10月3日にフリー走行1が行われ、ナイトレースの週末が幕を開ける。