フリー走行前にファンにサインをする角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2025年3月14日(金) F1オーストラリアGPフリー走行(アルバート・パーク・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レーシングブルズ快走!角田裕毅「順調なスタート」4番手発進に手応え、一方で予選での”激戦”を予想

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2025年F1シーズンの開幕戦オーストラリアGP初日が3月14日に行われ、レーシング・ブルズの角田裕毅がフリー走行2回目(FP2)で4番手タイムを記録した。角田は「明らかに順調なスタート」と手応えを語りながらも、中団グループの接戦を指摘し、予選はウィリアムズやハースを含むライバルとの厳しい戦いになると予想した。

角田はセッション終盤にソフトタイヤを投入し、1分16秒784をマーク。一時はトップタイムを記録したが、その後マクラーレン勢が更新し、最終的にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が角田に0.345秒差で首位に立った。

レーシング・ブルズはこの日好調で、チームメイトのアイザック・ハジャーも6番手につけるなど、ポジティブなスタートを切った。

VCARB 02をドライブする角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2025年3月14日(金) F1オーストラリアGPフリー走行(アルバート・パーク・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

VCARB 02をドライブする角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2025年3月14日(金) F1オーストラリアGPフリー走行(アルバート・パーク・サーキット)

セッション後、角田は「今日はとても良い一日でした。初日としては明らかに順調なスタートが切れたと思います。他のチームも明日、特に予選に向けてペースを上げてくるのは確実ですが、現時点でクルマの感触は良く、バランスも特に問題はありません」とコメントした。

角田の背後には、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)らが続き、9番手のランス・ストロール(アストンマーチン)から14番手のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)までの差はわずか0.051秒と、非常に拮抗した状況となった。

予選が行われる2日目に向けた展望について角田裕毅は「わずか1000分の5秒を削ることが大きな違いを生むほど、フィールドは接戦になっています」と語り、厳しい争いになると予想した。

また、「ウィリアムズやハースも速かったですし、FP2ではそれぞれが異なるプログラムを進めていたと思います。ただ、現時点で上位にいるのはポジティブですし、引き続き集中しながら、明日も100%プッシュしていきます」と意気込みを語った。

開幕戦初日を好調な形で終えたレーシング・ブルズが、予選でもこの勢いを維持できるのか。明日のセッションに注目が集まる。


2025年のF1オーストラリアGP初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。オスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢がこれに続く結果となった。

FP3は日本時間3月15日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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