F1:ベッテルの後を継ぐのはサインツ! GPDAの新ディレクターに就任

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F1ドライバーの労働組合であるグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)は、引退した4度のF1王者セバスチャン・ベッテルの後任として、カルロス・サインツが新たなディレクターに選出されたことを発表した。

F1ドライバーたちの投票により選出された30歳のスペイン人ドライバーは、今後メルセデスのジョージ・ラッセルと共にGPDAのディレクターとして組織を牽引することとなる。

サインツは自身の就任について、GPDAの公式Instagramを通じて「僕はF1に情熱を持っており、ドライバーとしてできる限りの貢献をすべきだと考えている。だから、GPDAのディレクターとしてその役割を果たせることを誇りに思う」とコメントした。

GPDAの役割とリーダーシップ構成

GPDAはかつて、主に安全性に関する課題に取り組んでいたが、2014年に会長に就任したアレックス・ヴルツのもと、近年ではドライバーの発言の自由や罰則に関する議論にも積極的に関与している。

現在のGPDAのリーダーシップ構成は以下のとおり。

  • アレックス・ヴルツ(会長)
  • アナスタシア・フォウル(ディレクター)
  • ジョージ・ラッセル(ディレクター)
  • カルロス・サインツ(ディレクター)

この中で唯一、ドライバーではない法律コンサルタントのアナスタシア・フォウルは、法律やビジネス、政治戦略に精通しており、GPDAの活動を多方面からサポートしている。

サインツの新たな挑戦、GPDAでの貢献にも期待

サインツは2025年シーズンに向けてフェラーリからウィリアムズへと移籍。新たな環境での戦いに挑むと同時に、GPDAでの活動にも取り組むことになる。サインツの経験と情熱が、F1ドライバーたちの意見をまとめ、F1の発展に貢献することが期待されている。

GPDA会長のヴルツは、「カルロスがディレクターとして加わることを嬉しく思う。彼はこれまでGPDAの積極的なメンバーであり、彼の献身的な姿勢には心から感謝している」と歓迎のコメントを寄せた。

GPDAの新たな体制のもと、F1ドライバーたちの声がどのように反映されていくのか、今後の動向に注目が集まる。