シーズン閉幕恒例の全ドライバー合同記念撮影に臨むRBフォーミュラ1のリアム・ローソンと角田裕毅、2024年12月8日F1アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ローソン、2025年のF1参戦「分からない」ペレス後任報道の裏で

  • Published:

セルジオ・ペレスの後任として2025年のレッドブル昇格が取り沙汰されているリアム・ローソン(RB)は今季最終のF1アブダビGPを終えて、チームの別を問わず来年のF1に参戦できるかどうかさえ分からない状況だと説明した。

ローソンはアブダビGPの決勝で、一時は6番手を走行していたが、ピットストップの際にタイヤの装着不良に見舞われた。この結果、計画外のピットインを強いられ、更にはストップ&ゴー・ペナルティを受けて最後尾に転落。残り3周という最終盤にブレーキトラブルによりリタイヤした。

レース後、来年も再びレースシートを確保できるかどうか、その見通しについて問われたローソンは短い沈黙の後に、「分からない。正直、クルマに乗ったこれまでの全てのセッションで全力を尽くしてきたけど、最終的にどうするかを決めるのは彼らだから、今は見守るしかない」と答えた。

レース内容については「最悪だよ。レースを通して本当にペースが良かったんだ。だから、たとえ争いから脱落して、1周遅れになったとしても、兎に角、プッシュし続けるつもりだった。自分の力を見せたいと思っていたからね」と振り返った。

「実際、僕のキャリアの中でもかなり良いレースの一つだったと思う。やり切ったと思うし、ペースも良かった。でも残念なことに、ピットで問題を抱えてレースから脱落してしまった」

レッドブルはアブダビGP決勝翌日の12月9日(月)、株主や幹部が参加する会議を開き、2025年のドライバーラインナップについて検討する予定だ。


2024年F1最終第24戦アブダビGPでは、ランド・ノリス(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインを飾り、マクラーレンに26年ぶりのコンストラクターズ選手権をもたらした。

F1アブダビGP特集