ルクレール「マックスと一緒はイヤだ!」FIAが処罰を検討、記者会見での発言を巡り
2024年F1メキシコGP決勝レース後の公式記者会見で不適切な発言があったことを受け、国際自動車連盟(FIA)が、3位表彰台に上がったシャルル・ルクレールの処罰を検討していることが明らかになった。
レース中盤のランド・ノリス(マクラーレン)との攻防について説明する際、ルクレールはいわゆる”Fワード”を使って「オーバーステアがあって、一旦、持ち直したかと思ったら、今度は反対側からオーバーステアが来て、もう最悪って感じだった」と語った。
その直後、自身が不適切な言葉を口にしたことに気づき、「あ、ごめん!やばい!マックスと一緒は嫌だよ」と笑った。隣に座っていたカルロス・サインツは、チームメイトのために、自らの口で「ピー音」を鳴らした。
一件は、FIA国際競技規則(ISC)違反と見なされる可能性がある。この場合、軽微な警告から罰金、または「社会貢献」に相当する活動に従事せよとの命令が下される可能性がある
今年9月のシンガポールGPの記者会見では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が同様の言葉を口にして、「公共の利益に資する活動」に従事するよう命じられた。
会見後にルクレールは、FIAのオフィシャルと話をする場面があった。FIAは公式に調査中とは公表していないが、英Sky Sportsによると、FIAは一件に対する対応を検討中とのことで、今週末のサンパウロGP前の木曜日までに結論が出される見込みだ。
即時の謝罪が寛大な判断につながるか、また、フェルスタッペンの一件でルイス・ハミルトンやノリスを含む複数のドライバーが処罰に反対の立場を表明したことが、判断にどのような影響を及ぼすかが注目される。