ピットウォールでモニターを見つめるダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)、2024年8月23日F1オランダGP FP1
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リカルド、固いタイヤを履いた「ユーキの方が遥かに速かった」角田裕毅から0.256秒遅れの13番手

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自身より固いハードタイヤを履いたチームメイトの角田裕毅の方が「遥かに速かった」としてダニエル・リカルド(RB)は、予選が行われる土曜に向けてセットアップを見直す計画だと説明した。

7番手を刻んだ角田裕毅から0.256秒落ちの13番手で初日を終えたリカルドは、「風が強くて、今日はあらゆるコンディションを経験した感じだね」と振り返った。

「今日は3種類のタイヤコンパウンドをすべて使って色々試してみたんだけど、まだ少し改善しなきゃならない部分があると思う」

「データを見ながら理解しようとしている最中だけど、特にミディアムタイヤとハードタイヤの比較で、予想以上に苦戦したと思う」

「僕とユーキでタイヤを分けてテストしたんだけど、ユーキはハードタイヤで僕よりも遥かに速かったんだ! だから、幾つか見直しているところなんだ」

「ソフトタイヤでは少し良いラップを刻めたけど、それでもまだ十分じゃない。今夜は幾つか課題を解決して、明日に向けてセットアップを調整したいと思ってる」

この日、抱えた問題は深刻なものなのだろうか? それともちょっとした細部の調整で済むものなのだろうか?

リカルドは後者であるとした上で、「いつものことだけどね」と説明した。

「セットアップを改善するつもりだけど、クルマ同士の比較という点でも、ちゃんと合わせていく必要があると思う。今はその辺に少し注意を払っている感じだよ。それとは別に、セットアップに集中していくつか調整を試みるつもりだ」

「状況としてはかなりタイトだね。このコースは1ラップがかなり短いから、今日は13番手だったけど、トップとの差は1秒未満だった。明日はさらに接戦になるだろうから、僅かな違いが大きく影響するだろうし、今夜はその辺を解決していきたい」

リカルドが苦戦して原因についてレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、「バランスに満足しておらず、リアエンドに少し手を焼いているようだ」と説明した。

RBは今回、VCARB 01のリアブレーキダクトの上部に大型のウィングレットを追加するマイナーアップデートを持ち込んでいる。


2024年F1オランダGPの初日FP2をトップで締め括ったのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を0.061秒差で退けた。

FP3は日本時間8月24日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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