ハミルトンとフェラーリのF1契約年数、バスール代表うっかり口外か
公表されていないルイス・ハミルトンとフェラーリの「複数年契約」について、フレデリック・バスール代表は、2025年から2027年に渡る3年契約であることを仄めかした。
今年2月の移籍発表においては「複数年」とのみされており、詳細な契約年数は明らかにされておらず、噂では1年のオプション付きの2年契約とみられている。
イギリスGPの決勝を前に公開された英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューの中でバスールは、「彼は選択を迫られた。2025年、26年、27年の世界選手権で優勝できる可能性が最も高いのはどこか?と。そして彼はフェラーリと答えた」と語り、3年契約であることを示唆した。
2027年までマラネッロのチームに留まるということは、ハミルトンは少なくとも42歳までF1でのキャリアを続行することを意味する。
バスールはまた、ハミルトンとの契約の目的は単に、7度のF1ワールドチャンピオンの卓越したドライビングや経験だけにあるわけではないと認めた。
「チームの未来にとってルイスは、パドックにポジティブなメッセージを送るという意味で重要な象徴だった」とバスールは語る。
「(ハミルトンの加入は)我々にとって、優秀な人材を引き寄せるための最良の方法でもある。フェラーリには既に優秀な人材が揃っているが、さらに強化したいと考えている」
「(F1エンジニアの)大半はイギリスにいる。ブラックリーのメルセデスからミルトン・キーンズのレッドブルに移籍したとしても、彼らの子供たちは同じ学校に通い、同じ家に住むことができる。 金曜日から月曜日までの間に転職することができるというわけだ」
「だがイタリアに来るとなると話は別だ。 家族も一緒に引っ越さなければならず、生活が一変する。 ルイスの移籍は我々にとって助けになる」
フェラーリは現在、アストンマーチンを含む幾つかのライバルチームと同じ様に、レッドブルの最高技術責任者(CTO)を務めるエイドリアン・ニューウェイの獲得を狙っていると考えられている。