フェラーリSF-23、F1ラスベガスGPで70年代風の特別リバリー
スクーデリア・フェラーリは2023年のF1ラスベガスGPに向けて、白いリアウイングや円形の白地カーナンバー等が特徴的なSF-23のスペシャルリバリーを公開した。
同地でのグランプリはシーザーズ・パレスで行われた1981年と1982年以来となるが、フェラーリはこれより少し前、アメリカにおける最初のF1黄金期と呼ぶべき70年代をモチーフとして今回、カラーリングをイチからデザインし直した。
1971年にフェラーリ「312 B」のステリングを握った米国出身のマリオ・アンドレッティが南アフリカGPで初優勝を飾ると、アメリカ国内におけるF1への関心が高まった。1976年から1984年までの9年間に米国では19回のグランプリが開催され、カナダを含めると北米では28回に渡ってグランプリが行われた。
当時のスクーデリアのシングルシーターは赤を基調として白が多く加えられたデザインだった。ラスベガスGPに向けてチームはスポンサーに対し、各社のロゴを白で表現するための許可を取り付けた。
シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、同様の趣向の1戦限りの特別なレーシングスーツを着用する。
フェラーリはこれに合わせて、同様のデザインコンセプトで作られたラスベガスGP限定のポロシャツやスウェットシャツ、キャップなどのコレクションを発売するほか、11月13~20日の期間限定でベラージオ・ホテルにポップアップストアをオープンさせる。
フェラーリの他には、同じくイタリアを本拠とするスクーデリア・アルファタウリが、AT04のヘッドレストに「機動戦士ガンダム」のデカールを掲出する事を明らかにしている。
またレッドブル・レーシングはファン考案のスペシャルリバリーをRB19に施す計画だが、そのデザインは現時点ではまだ公開されていない。