リアム・ローソン「本当に嬉しい!」3戦目で史上350人目のF1入賞者に、賛辞を贈り喜ぶアルファタウリ
リアム・ローソン(アルファタウリ)はキャリア3戦目となった2023年F1第16戦シンガポールGPで9位フィニッシュを飾り、F1世界選手権でポイントを獲得した史上350人目のドライバーとなった。
ダニエル・リカルドの後任として準備不足の中、4輪オープンホイールの世界最候補の舞台に放り出されながらも、初戦のオランダは13位、2戦目のイタリアは11位と、週末を経る毎に着実に成績を上げてきた。
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「最高だ。今日は間違いなく全力を出し切った。クルマのパフォーマンスを最大限に引き出せたと思う。満足だよ」とローソン振り返った。
「シンガポールを走る上では、もう少し週末を重ねて準備したかったところだけど、チャンスを貰ったら両手で掴み取らなきゃならない。そういう気持ちで取り組んできた」
ローソンについてテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「タイヤを上手くマネジメントし、ポジションを上げながら一貫したタイムを刻むという素晴らしい仕事をしてくれた」と評価する。
「そして何台ものマシンを相手にポジションを守り、力強いパフォーマンスでポイント圏内をキープして、本当に価値のあるF1での初ポイントと共にクルマを持ち帰った」
「ファエンツァとビスターの誰もが、今回のアップデートを用意するために懸命に取り組んできた。今夜のポイントはファクトリー、コースサイド、ドライバーの多大な努力に報いるものだ」
9位はアルファタウリにとって2023年シーズンの最上位成績だ。ローソンの活躍によりアルファタウリは、コンストラクターズ選手権9位につけるアルファロメオとの差を5ポイントにまで縮めた。
ただローソンは「2週連続でポジションを落としてしまったから、スタートに関しては改善が必要だ。そのせいでレースが厳しくなったからね」とも述べ、自身の課題を指摘した。
「ペースに苦しみ、何とかしようと奮闘しながらのレースだったから肉体的に厳しかったけど、最終的に2ポイントを持ち帰る事ができて本当に嬉しい」
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2023年F1第16戦シンガポールGP決勝は、カルロス・サインツ(フェラーリ)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
三重県鈴鹿サーキットを舞台とする次戦日本GPは9月22日(金)のフリー走行1で幕を開ける。