メディア取材に応じるダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年7月27日(木) F1ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ダニエル・リカルド「悔しい」”ベタ踏み”失敗…Q2進出ラップ抹消で19番手

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ダニエル・リカルド(アルファタウリ)はF1第13戦ベルギーGP予選で19番手に留まりQ1敗退を喫した。トラックリミットにより、Q2進出に十分な10番手相当のラップが抹消された。

予選中にコース外走行でタイムが抹消されたドライバーは6名に上った。違反地点は様々で、リカルドと並びオー・ルージュで飛び出たドライバーは他にルイス・ハミルトン(メルセデス)がいた。

ヘルメットを脱いだリカルドは「ターン4のトラックリミットによってラップタイムが抹消されてしまった。悔しい。オー・ルージュを全開で行こうとしたんだ」と振り返った。

「やれると思ったんだけど理想的なラインから外れてドリフトしちゃって、コースに留まるためにアクセルを緩めなきゃならなくてね。ただただリアが滑ってしまった」

「ターン4の縁石を越えた時点で、もう駄目だと思ったけど、それを忘れてラップを続けようと頑張った。確かにそういう懸念はあったけど、実際にコース外に出たかどうかは知りようがないから当然、プッシュし続けた」

「日曜のレースを考えると今日の予選ポジションはキツいところだね。でも幸運にも明日、もう一回チャンスがある」

「もちろんミスをするのは好きじゃないけど、励みになる事がたくさんあったし、全体的に上手くやれてるっていう実感があるから、あれは終わったものとして、そこから学ぶつもりだ」

リカルドのQ1敗退についてチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「Q2でも間違いなく競争力を発揮できたはずだ。本当に悔しい」と語った。

セッションを終えてクルマから降りるダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年7月28日(金) F1ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)Courtesy Of Red Bull Content Pool

セッションを終えてクルマから降りるダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年7月28日(金) F1ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)


2023年のF1ベルギーGP予選でトップに立ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.82秒差で退けた。3番手にはフェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスが続く結果となった。

シュートアウトは日本時間7月29日(土)19時から、スプリントは同23時30分から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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