ピットボックスに入るハースのケビン・マグヌッセン、2023年7月21日F1ハンガリーGP FP1
Courtesy Of Haas

ハース、”返却違い”のタイヤ規定違反でペナルティ / F1ハンガリー

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F1ハンガリーGPのスチュワードはハンガロリンクで行われた7月22日(土)の公式予選を経て、2つのケースでF1競技規定第30条5項に違反したとして、ハースF1チームに合計1万ユーロ(約158万円)の罰金を科す決定を下した。

初日FP1ではウェット宣言が出されたため、セッション中にインターミディエイトタイヤを使用した全てのクルマに追加で1セットのインターが供給された。

インターミディエイトタイヤを履いてピットボックスに戻るニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、2023年7月21日F1ハンガリーGP FP1Courtesy Of Haas

インターミディエイトタイヤを履いてピットボックスに戻るニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、2023年7月21日F1ハンガリーGP FP1

この場合、予選までに使用済みのインターを1セット、電子的に返却しなければならないが、FIAテクニカル・デリゲートのジョー・バウアーによると、ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンの20号車、および27号車VF-23はこの義務を怠った。

ハースは使用済みのインターミディエイトタイヤを”電子的”にではなく”物理的”に、タイヤサプライヤーのピレリに返却した。

ビタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団は聴聞会を経て、F1競技規定第30条5項違反があったと判断。類似の先例を踏まえ、各々の件で5,000ユーロ(約79万円)、計1万ユーロの罰金を科した。

昨年のハンガリーGPでは電子的に返却済みとしていたタイヤを誤ってアレックス・アルボンに履かせるという異例のミスを犯し、ウィリアムズがスチュワードから罰金1,000ユーロを科される事件があった。

予選では契約更新が確実視されるヒュルケンベルグが10番手を刻み、二人目の子が生まれたばかりのマグヌッセンが19番手に沈んだ。

予選Q2でバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)の走行を妨害した疑いがあるとして召喚されたランス・ストロール(アストンマーチン)に関してはお咎めなしの裁定が下った。

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