レース前のグリッドで戦略を確認するニック・デ・フリース(アルファタウリ)、2023年6月4日F1スペインGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

デ・フリース「間違ったタイミングで誤った場所にいた」結果奮わずも AT04の競争力向上を確信

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14番手スタートの14位フィニッシュと、リザルト的には前進できずノーポイントに終わったものの、ニック・デ・フリース(アルファタウリ)はアップグレード版AT04の競争力が向上しているのは間違いないとの見方を示した。

デ・フリースのレースについて車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「オープニングラップで幾つかポジションを落とし、第1・2スティントのほとんどを隊列の中で過ごすことになったとは言え、ニックは力強いスタートを切った」と振り返った。

「ミディアムタイヤを履いた第3スティントのペースは力強く、終盤に向けてピアストリに迫り、14位でフィニッシュした」

NBAバスケットボール選手のカスパルス・ベクヴァガルス、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅とニック・デ・フリース、NBAダラス・マーベリックス所属のダービス・ベルターンス、2023年6月4日F1スペインGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

NBAバスケットボール選手のカスパルス・ベクヴァガルス、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅とニック・デ・フリース、NBAダラス・マーベリックス所属のダービス・ベルターンス、2023年6月4日F1スペインGPにて

AT04の競争力向上を確信

ニック・デ・フリース
決勝: 14位
グリッド: 14位

チームとしてもっと良い結果を望んでいたのは確かだ。スタートは良かったけど、間違ったタイミングで誤った場所にいたために、イン側で身動きが取れなくなってしまった。

その結果、あまりにも順位を落としすぎてしまい、その後は前を塞がれる展開になってしまった。アンダーカットを試みたものの、追い抜くのに苦労してタイムをロスした。

幾つかの場面では良いレースができていたし、ミディアムコンパウンドで走った最後の25ラップに関してはかなりの競争力があったから、もっと上手くまとめていかなきゃならない。

今週末は初日から競争力があった。クルマが進化しているのは間違いないと思う。

カナダはこことはまた違うタイプのコースだけど、改善を重ねていって、あらゆるチャンスを生かせると自信を持っている。


6月4日(日)にカタロニア・サーキットで行われた2023年F1第8戦スペインGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がグランドスラムを達成して通算40勝目を飾り、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルとメルセデス勢がダブル表彰台に上がった。

ジル・ビルヌーブ・サーキットを舞台とする次戦カナダGPは6月17日のフリー走行1で幕を開ける。

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