Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.
F1モナコGP:危険走行のラッセルにペナルティポイント、ペレスに衝突…表彰台逃す
危険なドライビングがあったとしてF1モナコGPのスチュワードは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に5秒のタイムペナルティーと2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。過去12ヶ月間の累積は6点に達した。
2023年5月28日(日)のモンテカルロはレース終盤に向けて降雨に見舞われ、ドライバー達はコースの至る所で足を滑らせた。ラッセルはミラボー(ターン5)でエスケープに飛び出しコースに戻る際、セルジオ・ペレス(レッドブル)と衝突した。
幸いにも両車に深刻なダメージはなかったが、このミスによりラッセルは、エステバン・オコン(アルピーヌ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)に先行を許し、5位フィニッシュに終わった。ペレスは16位でクルマを降りた。
スチュワードはポジショニング/マーシャリングシステム、映像、タイミングデータ、テレメトリー、チーム無線、車載映像を確認の上、ラッセルが「安全でない形でコースを離れ復帰した」ために衝突事故が発生したと指摘。FIA国際競技規定付則L4章第2条c)違反があったと判断した。
レース後、ラッセルは「黄旗が出ていたのでアクセルを緩め、ブレーキをかけた途端にロックしてしまい、ストロールの後を追ってエスケープに飛び出てしまった」と振り返った。
「これは、集中力が切れるとミスを犯すという教訓だろうね。もし黄旗が出てなかったら集中し続けていただろうし、コースアウトしてほぼ手中に入れかけていた3位を逃す事もなかっただろうと思う」